ハードの異常により、データベースの一部の処理ができない状況のことです。たとえば、データベーススペースを割り付けているディスクに異常が発生したため、一部のDSIがアクセス禁止状態となり、そのDSIに対するアクセス処理がエラーになる場合があります。
ディスク異常が発生した場合、以下のようなメッセージが出力されます。
メッセージ | 意味 |
---|---|
qdg13039u | データベースの異常 |
qdg13040u | |
qdg13516u | |
qdg03400u | |
qdg03401u | |
qdg13928u | |
qdg13929u | |
qdg13930u | |
qdg03405u | |
qdg03121u | ディクショナリ |
qdg03420u | |
qdg03273u | |
qdg13132u | ロググループ管理ファイル |
qdg13134u | |
qdg12251e | ログ管理ファイルの異常 |
qdg12434u | |
qdg12443u | |
qdg13239i | スケーラブル運用でのログ管理ファイルの異常 |
qdg12111u | テンポラリログファイルの異常 |
qdg12440u | |
qdg12441u | |
qdg12442u | |
qdg13239i | スケーラブル運用でテンポラリログファイルの異常 |
qdg03815u | アーカイブログファイルの異常 |
qdg12250u | |
qdg12275w | |
qdg12483u | |
qdg13239i | スケーラブル運用でのアーカイブログファイルの異常 |
Symfoware/RDBがディスク異常を検出した場合、以下のような詳細情報が取得されます。
| 場所 | ファイル名 |
---|---|---|
ディレクトリ破壊 | RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE2で指定したディレクトリ | DIR_FILE2.INH |
RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1で指定したディレクトリ | DIR_FILE1.INH | |
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを作成したディレクトリ | ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルのパス名.INH | |
データベース破壊 | RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタで指定したディレクトリ | pagedump_内部時間情報 |
ディスク異常が発生した場合には、次の手順で対処してください。
出力されたエラーメッセージを元に、ディスク異常を検出した箇所を特定します。
DSIの状態は、rdbinfコマンドを使用して確認することができます。
参照
rdbinfコマンドの詳細は、“RDB運用ガイド”の“利用規定および障害状況の照会”を参照してください。
ディスク装置の入出力障害を確認します。
入出力障害が発生している場合は、ディスク装置を交換してください。また、本現象が多く発生する場合も、ディスク装置を交換してください。
データベースをリカバリします。
参照
詳細は、“RDB運用ガイド”の“媒体障害からのリカバリ”、および“異常時の運用”を参照してください。