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Symfoware Server V12.8.0 トラブルシューティング集

3.8 データ暗号化機能利用時の異常

データ暗号化機能利用時に発生したトラブルの事例、およびその対処方法について説明します。

Solaris性能が劣化した

Solarisの暗号化サービスが利用できない状態でSymfoware/RDBを起動した場合、「Software on Chip」の効果を得ることができず、暗号化サービスが利用できていた状態と比較して性能劣化となる場合があります。

【対処方法】

以下の方法により、Symfoware/RDBの起動前に、Solarisの暗号化サービスが利用できない状態になっていないかを確認してください。該当する場合には、暗号化サービスを起動したのち、Symfoware/RDBを再起動してください。

[確認方法]

RDBREPORTで指定したメッセージログファイルに“qdg14349w”が出力されていることを確認してください。Symfoware/RDBの起動時間帯のログが失われている場合には、psコマンドによりSolarisの暗号化サービスデーモン(kcfd)の起動時間が、Symfoware/RDB(rdb2base)の起動時間よりも遅いことを確認してください。

参照

Symfoware ServerとSolarisの暗号化サービスの関係については、“セットアップガイド”を参照してください。