データベースの創成時に発生したトラブルの事例、およびその対処方法について説明します。
バッチ処理でrdbsloaderコマンド実行中にエラーが発生した
バッチ処理でrdbsloaderコマンドを実行している途中でシステムがダウンしてしまった場合、システム再起動後に以下のようなエラーメッセージが出力されることがあります。
qdg12048u: ダウンリカバリが不可能なため データベースをアクセス禁止状態にしました
実行していたrdbsloaderコマンドを再実行してください。また、再実行しても異常となる場合は、その際に出力されたエラーメッセージを元に対処を行ってください。
バッチ処理でrdbfmtコマンドまたはrdbsloaderコマンドに時間がかかる
バッチ処理で、rdbfmtコマンドまたはrdbsloaderコマンドの実行時間が通常より長くなる場合があります。
以下のいずれかの条件を満たす場合、対象DSIの割付け領域のデータ内容が保証されないため、DSI割付け量に依存した処理時間になるためです。なお、条件に当てはまらない場合は、DSI割付け量には依存しません。
対象DSIの定義直後
対象DSIがアクセス禁止状態
格納構造が、以下のいずれかの場合
RANDOM構造の表
RANDOM構造の表のDSIに付加されたBTREE構造のインデックス
OBJECT構造の表
OBJECT構造の表のDSIに付加されたBTREE構造のインデックス
利用者の対処は不要です。