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Symfoware Server V12.8.0 SQLリファレンス

2.1.1 文字

機能

SQL文で使用可能な文字を規定します。

記述形式

一般規則

Symfoware/RDBの文字コード系がEUCコードの場合
  • 各国語文字を除く各文字は、EUCコード(Extended Unix Code)のコードセット0に対応します。これは、ASCIIコードと同じ1バイトコードです。

  • ASCIIの文字に対応しない(視覚的な図形によって表せない)値は、文字として扱いませんが、定数やホスト変数に設定する値としては使用することができます。ただし、改行コードを定数に含むことはできません。

  • 外字として、各OSで提供される標準の外字と利用者定義文字が使用できます。

Symfoware/RDBの文字コード系がシフトJISコードの場合
  • 各国語文字を除く各文字は、シフトJISコードのコードセット0に対応します。これは、ASCIIコードと同じ1バイトコードです。

  • ASCIIの文字に対応しない(視覚的な図形によって表せない)値は、文字として扱いませんが、定数やホスト変数に設定する値としては使用することができます。ただし、改行コードを定数に含むことはできません。

  • 外字として、各OSで提供される標準の外字と利用者定義文字が使用できます。

Symfoware/RDBの文字コード系がUNICODEの場合
  • 各国語文字を除く各文字は、UNICODEのコードセット0に対応します。これは、ASCIIコードと同じ1バイトコードです。

  • ASCIIの文字に対応しない(視覚的な図形によって表せない)値は、文字として扱いませんが、定数やホスト変数に設定する値としては使用することができます。ただし、改行コードを定数に含むことはできません。

  • 外字として、各OSで提供される標準の外字と利用者定義文字が使用できます。

数字および英字
  • 数字および英字に指定できる文字を以下に示します。

    要素

    指定できる文字

    数字

    0 ~ 9

    英大文字

    A ~ Z

    英小文字

    a ~ z

特殊文字
  • 特殊文字として指定できる文字を以下に示します。

拡張文字
  • 拡張文字として指定できる文字を以下に示します。

各国語文字
Symfoware/RDBの文字コード系がEUCコードの場合
  • 各国語文字は、日本語の文字を表します。

  • 各国語文字のコードは、EUCコードでのJIS漢字/非漢字の範囲(コードセット1である2バイト)およびJEF拡張漢字/非漢字の範囲(コードセット3である3バイト)です。

  • 各国語文字に、半角カタカナは含みません。

Symfoware/RDBの文字コード系がシフトJISコードの場合
  • 各国語文字は、日本語の文字を表します。

  • 各国語文字のコードは、シフトJISコードでのJIS漢字/非漢字を含む範囲(2バイト)です。

  • 各国語文字に、半角カタカナは含みません。

Symfoware/RDBの文字コード系がUNICODEの場合
  • 各国語文字は、日本語の文字を表します。

  • 各国語文字のコードは、UNICODEでのJIS漢字/非漢字を含む範囲です。
    UTF-8形式では2バイト、3バイトまたは4バイト、UCS-2形式では2バイトまたは4バイトです。UCS-2形式では、UNICODEの補助文字(1~16面の4バイト文字)はUCS-2の2文字として扱われます。

  • 補助文字のコード変換はUnicode 4.1で変換します。Unicode 4.1の補助文字のコード変換は、文字列型ではUTF-8の4バイト、各国語文字列型ではUCS-2の2文字として扱われます。ただし、以下のいずれかに該当する場合、Unicode 2.0でコード変換を行います。

    1)Symfoware Server 9.1.0以前のバージョンレベル

    2)Unicode 4.1に対応していない以下の製品をインストールしている場合

    <Windows版>
    ・SystemWalker/CharsetMGR-M V5.1L10以降
    ・Interstage Charset Manager V8.2以前

    <Linux版>
    ・Interstage Charset Manager V8.2以前

    <Solaris 32ビット版>
    ・Interstage Charset Manager V8

    Unicode 2.0とUnicode 4.1の補助文字のコード変換はサロゲートペア領域の扱いが異なります。Unicode 4.1はUNICODEの補助文字を、UTF-8に変換すると、4バイト文字に変換します。Unicode 2.0はUTF8として3バイトまでしか扱えません。そのため、UNICODEの補助文字をUTF-8に変換すると、3バイト文字のペア(3バイト×2)に変換されます。

    サーバとクライアントで、Unicode 4.1とUnicode 2.0のコード変換環境が混在する場合、クライアント用の動作環境ファイルのCHARACTER_TRANSLATEの指定により、Unicode 2.0でコード変換を行う場合があります。UNICODEの補助文字をUnicode 4.1で扱いたい場合、クライアント用の動作環境ファイルのCHARACTER_TRANSLATEにUnicode 4.1のコード変換環境を指定してください。

外字
  • 外字を使用する場合は、富士通製のコード変換プログラム(Interstage Charset Manager)をインストールしてください。

参照

外字定義の詳細は、“Interstage Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”を参照してください。

使用例

例1

英大文字

UPDATE

例2

英大文字と特殊文字

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