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Linkexpress Replication optionV5.0L25 導入運用ガイド

D.2.2 BC構成パラメタファイルの作成

DRレプリケーションの動作環境を定義するBC構成パラメタファイルを作成します。

ファイル名:任意のファイル名

設定対象  :両システム

注意

両システムのBC構成パラメタファイルは、必ず同じ内容にしてください。

記述形式については、“D.1 各種パラメタファイルの記述形式について”を参照してください。

パラメタ名

指定内容

省略の可否

RLP_FILE_PATH

RLP動作環境ファイルの格納先ディレクトリの絶対パス名

不可

RLC_BUFF

RERUNログバッファ枚数の指定

RLC_FULL

すべてのRLCファイルが満杯状態になった場合の動作の指定

BCMNDB

BC管理DBの定義情報

不可

BCLOGMANAGE

BCログ管理ファイルの絶対パス名

不可

REPMODE

DRレプリケーションの有効/無効

不可

RLP_FILE_PATH
RLP_FILE_PATH = RLP動作環境ファイルの格納先ディレクトリの絶対パス名
[内容]

RLP動作環境ファイルの格納先ディレクトリのパス名を指定します。

[形式]

任意のディレクトリパス名を、256バイト以内の絶対パス名で指定します。
本パラメタは省略することはできません。

RLC_BUFF
RLC_BUFF = RERUNログバッファ枚数
[内容]

ロググループ1つあたりのRERUNログバッファ枚数を指定します。

[形式]

32~260000の範囲で指定します。
省略値は、128です。

RLC_FULL
RLC_FULL = WAIT | INHIBIT
[内容]

RLCファイルが満杯状態になったときのDRレプリケーションシステムの動作を指定します。

[形式]

WAIT :RLCファイルに空きができるまで利用者アプリケーションは無応答状態になります。
INHIBIT:RLPを閉塞します。
省略値は、WAITです。

[注意事項]

“INHIBIT”を指定し、RLCファイルが満杯状態になった場合、利用者プログラムへの影響はありませんが、DRレプリケーション運用を再開するには、RLPの再作成と複写先データベースの再創成が必要になります。

複数のロググループにRLPを作成し、本パラメタに“WAIT”を指定した場合、あるRLPのRLCファイルの満杯により、RLCファイルの循環使用できなくなると、関連するRLPに属するロググループを使用している利用者アプリケーションも無応答状態になります。

BCMNDB
BCMNDB = RDBシステム名_データベース名
[内容]

BC管理スキーマの定義で使用するデータベース名を指定します。

[形式]

BC管理スキーマの定義で使用するデータベース名を、英数字5文字以上36文字以内で指定します。
データベース名は、以下のように指定します。

  • マルチRDBシステムの場合:“RDBシステム名_データベース名”

  • マルチRDBシステムでない場合:“RDBII_データベース名”

本パラメタは省略することはできません。

BCLOGMANAGE
BCLOGMANAGE = BCログ管理ファイルの絶対パス名
[内容]

BCログ管理ファイルのファイル名を指定します。

[形式]

BCログ管理ファイルの絶対パス名を、1023バイト以内で指定します。
本パラメタは省略することはできません。

REPMODE
REPMODE = DR
[内容]

DRレプリケーションの利用の有無を指定します。

[形式]

DR:DRレプリケーションを使用します。
本パラメタは省略することはできません。