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Linkexpress Replication optionV5.0L25 システム設計ガイド

6.3.1 DRレプリケーション環境構築に必要な資源の見積り

DRレプリケーション環境構築に必要な資源の見積りについて説明します。

6.3.1.1 資源識別子抽出ファイルの見積り

資源識別子抽出ファイルの見積り式を以下に示します。

資源識別子抽出ファイルの容量 = 520バイト
                               +(抽出対象DSI数 × 168バイト)
                               +(抽出対象順序数 × 148バイト)
                               +(データベーススペース数 × 80バイト)(注)

注) 格納データを暗号化する場合に加算します。

抽出対象順序数

抽出対象となる順序数は、それぞれ以下の表のとおりです。

スケーラブルログ運用を行っている、かつ、
指定したRLPのロググループがシステムロググループの場合

すべての順序数

スケーラブルログ運用を行っている、かつ、
指定したRLPのロググループがシステムロググループでない場合

0

スケーラブルログ運用でない場合

すべての順序数

6.3.1.2 データベース環境の複写に必要な作業域の見積り

複写先システムのデータベース環境は、複写元システムと同じデータベースの定義を行ってから、rdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドを使用して複写元システムのデータベースのデータを全件複写することで作成します。

このとき、すべての表のDSIのアンロードデータを、複写元システムから複写先システムに転送するため、両システムにこれらのファイルを格納する領域が必要になります。

参照

  • rdbunlコマンドを利用したDSIの退避データの容量見積りは、“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。

  • Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドについては“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。