本書で構築できるレプリケーションシステムを説明します。
構築できるレプリケーションシステム
分類 | 内容 | |
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システム構成 | 1つのサーバから1つのサーバへの分散システム構成 | |
プラットフォーム | 同じプラットフォームのオープンサーバ間 | |
レプリケーション製品 | Linkexpress Replication option (64bit製品) V5.0L25 Linkexpress (64bit製品) V5.0L25 | |
データベース管理システム | 複写元システム | Symfoware Server (Postgres)
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複写先システム | Symfoware Server (Postgres)
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レプリケーションの単位 | 複数の表およびパーティションをグループ化したレプリケーション | |
レプリケーション間隔 | 5分間隔で複写先データベースに差分ログを反映 |
前提およびモデル
分類 | 内容 |
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OSのデフォルトロケール |
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レプリケーション対象のデータベースに関する複写元と複写先の一致性 | データベースの文字コード系が同じ |
データベース名・スキーマ名・表名が同じ | |
列のデータ型など表の構成が同じ | |
表の作成者が同じ名前のOSユーザ | |
データベースの規模 | 表に格納されるデータ量が1Gバイト以下を想定したモデルを対象 |
データベースの更新量 | 5分間隔のデータベース更新量が1Mバイト以下を想定したモデルを対象 |
注意
表を構成する列のデータ型など、レプリケーション対象とすることができないものがあります。Linkexpress Replication optionがサポートしている内容について詳細を確認したい場合には、“システム設計ガイド”の “サポートする機能範囲”を参照してください。
本書で使用する名前
本書では、上記のモデルにおいて、同じ資源名の3つの表を1つのレプリケーション単位としてセットアップする操作手順について、以下の名前を例に説明します。
SolarisまたはLinuxの場合
分類 | 種別 | 名前 |
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サーバ | 複写元サーバ | dbmsvr |
複写先サーバ | repsvr | |
ディレクトリ | /lnkrep | |
表の作成者のOSユーザとパスワード | order1/***** 注) データベースの管理者と同じグループに属している必要があります | |
データベース資源 | データベース名 | 受注管理データベース |
スキーマ名 | 受注スキーマ | |
表名 | 受注表2020年04月 (受注表のパーティション1) | |
伝票表 | ||
在庫表 |
Windowsの場合
分類 | 種別 | 名前 |
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サーバ | 複写元サーバ | dbmsvr |
複写先サーバ | repsvr | |
ディレクトリ | c:\lnkrep | |
データベース管理者のOSユーザとパスワード | postgres/***** 注)“Administrators”グループに属している必要があります。 | |
表の作成者のOSユーザとパスワード | order1/***** 注) “Administrators”グループに属している必要があります | |
Linkexpress Replication optionのWindowsサービスへの登録名 | Service1 | |
データベース資源 | データベース管理者のロール名 | postgres |
データベース名 | orderdb | |
スキーマ名 | orderscm | |
表名 | ordertbl202004 (ordertblのパーティション1) | |
formtbl | ||
stocktbl |