Open監視サーバ/Open監視プロキシをバージョンアップする手順について説明します。
バージョンアップ前の環境で移行データをバックアップ後、旧バージョンのアンインストールを行います。
その後、本バージョンのインストールを行って、バックアップしておいた移行データをリストアするという手順になります。
移行先が同一コンピュータ・別コンピュータのどちらの場合も、バージョンアップの手順は同様です。
作業手順
バックアップ
バージョンアップ前の環境で移行データをバックアップします。
バックアップ手順については、旧バージョンの“Systemwalker Centric Manager Open監視ユーザーズガイド”の“バックアップ”を参照してください。
旧バージョンのアンインストール
旧バージョンのOpen監視サーバ/Open監視プロキシをアンインストールします。
アンインストール手順については、旧バージョンの“Systemwalker Centric Manager Open監視ユーザーズガイド”の“アンインストール”を参照してください。
本バージョンのインストール
本バージョンのOpen監視サーバ/Open監視プロキシをインストールします。
インストール手順については、“Open監視サーバ/Open監視プロキシの環境構築【Linux】”を参照してください。
リストア
バックアップしておいた移行データをリストアします。
リストア手順については、“リストア”を参照してください。
注意
移行データを別コンピュータから転送する場合、データのアクセス権や所有者が変わらないように転送してください。
Open監視サーバ/Open監視プロキシの設定変更
バージョンアップ時にホスト名またはIPアドレスを変更した場合は、Open監視の起動前に以下の変更を行ってください。
ホスト名またはIPアドレスを変更してOpen監視サーバをインストールした場合
管理対象のOpen監視プロキシおよびOpen監視エージェントの設定ファイル内にある接続先ホストを必要に応じて変更してください。
変更内容については、“インストール時に自動設定される項目”を参照してください。
ホスト名またはIPアドレスを変更してOpen監視プロキシをインストールした場合
管理対象のOpen監視エージェントの設定ファイル内にある接続先ホストを必要に応じて変更してください。
変更内容については、“インストール時に自動設定される項目”を参照してください。
ホスト名を変更してOpen監視プロキシをインストールした場合
Open監視起動後に必要に応じてWebインターフェースからホスト名を変更してください。
Zabbixテンプレートの最新化
手順4.において、旧バージョンからの移行データをリストアすることにより、Zabbixテンプレートは旧バージョンのものがインストールされた状態となります。バージョンアップ後のOpen監視サーバ/Open監視プロキシが対応するZabbixのバージョン時点における最新のテンプレートを利用したい場合は、以下の手順でZabbixテンプレートを最新化してください。
Open監視サーバ/Open監視プロキシをインストールした環境の下記ディレクトリを、Webブラウザを利用できる環境へコピーします。
/opt/FJSVfjzbx/etc/swopntemplatesetup.conf.d/templates
Webブラウザから以下のURLを実行し、ZabbixのWebインターフェースにZabbix特権管理者のユーザでログインします。
http://Open監視サーバのコンピュータ名またはIPアドレス:9820/zabbix/
使用可能なWebブラウザについてはZabbixのマニュアルを参照してください。
[設定]メニューの[テンプレート]画面を表示し、templatesディレクトリ配下から利用するYAMLファイルをインポートします。
注意
既存のZabbixテンプレートと同一名称のテンプレートをインポートする場合
既存のZabbixテンプレートと同一名称のテンプレートをインポートする場合は、既存のテンプレートに対して行っていた設定を、インポート後のテンプレートに対して再設定してください。
Zabbixテンプレートの変更点および動作要件については、“Zabbix マニュアル”の“Template changes”、および、“Templates out of the box”を参照してください。