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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

F.1 Windowsのインベントリ情報

表の中で、以下の略称を使用しています。

凡例)

○:採取できます。

△:機種によっては、採取できない場合があります。

×:採取できません。

●:採取できます(WMIで収集します)。

▲:採取できます(WMIで収集)が、機種によっては採取できない場合があります。

-:採取しません。または該当情報がありません。

項目名の後に付加されたカッコ内の数字および文字は、項目ごとに収集可能な最大値を示します。

  • 数字:文字列として収集される項目の最大バイト数

  • int:数値として収集される項目であり、0~2147483647まで管理可能

分類

項目名

資源配付機能を使用したインベントリ収集

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集

備考

Vista
7
8

10
2008
2012
2016
2019

NT4.0

2000

XP

2003

Vista
7
8
10
11

(注14)

2008
2012
2016
2019
2022

基本情報

マシン属性(255)

(注8)

BIOSバージョン(255)

(注8)

(注9)

コンピュータ名(255)

(注3)

(注8)

ドメイン名(255)

(注3)

(注7)

(注8)

ドメインの設定がされていない場合はワークグループ名を獲得

ログイン名(255)

(注3)

(注7)

DNSサーバ名(255)

(注2)

(注3)

(注11)

CPU名(255)

クロック数(int)

(注7)

Pentium以上のとき獲得可能

CPU数(int)

(注7)

NT4.0/2000/XP/2003の場合、「CPU数 x コア数」となる

CPU詳細(255)

メモリサイズ(int、MB単位)

(注8)

スワップファイルサイズ(int、MB単位)

キーボードタイプ名(255)

(注3) (注12)

インストール言語(255)

マウスタイプ名(255)

(注3) (注12)

マウスボタン数(int)

(注12)

マシンベンダ名(255)

(注3)

マシンモデル(255)

(注3)

マシンシリアル番号(96)

一次キャッシュ・二次キャッシュ(int、KB単位)

(注5)

ユーザ情報

(注3)

項目1~10(64)

10個設定可能

内容1~10(64)

10個設定可能

OS情報

OS(255)


(注13)

OSビルド番号(255)

サービスパック(128)

(注4)

「ServicePack X」のように表示される

DOSバージョン(8)

ユーザ名(255)

(注3)

Windows Vista、Windows 7、Windows 8、およびWindows 10の場合、OSインストール時に最初に作成したユーザ名を収集する

会社名(255)

(注3)

OSプロダクトID(64)

Windowsディレクトリ名(255)

UTF-8環境の場合、インベントリ情報検索をすると項目名は以下のように表示される
「Windowsディレク…」

システムディレクトリ名(255)

ディスプレイ情報

画面解像度(16)

ビデオアダプタ(255)

(注7) (注12)

ビデオメモリサイズ(int、KB単位)

(注8) (注12)

色数(24)

(注12)

モニター名(255)

(注3) (注12)

スクリーンセーバー名(255)

(注3)

64bitバイナリのスクリーンセーバーについては、収集できない場合がある

画面リフレッシュレート(int、Hz単位)

(注12)

ドライブ情報

(注1)

(注7)

ドライブ名(64)

ドライブタイプ(24)

(注3)

容量(int、MB単位)

(注6)

空き容量(int、MB単位)

(注6)

ボリュームラベル(255)

(注3)

ファイルシステム種別(16)

CD-ROM情報

装置名(255)

(注3) (注12)

ディスク情報

ベンダ名(255)

(注3) (注12)

モデル名(255)

(注3) (注12)

ディスク容量(int、MB単位)

(注6) (注12)

ディスクIF(255)

(注12)

説明(255)

(注3) (注12)

ファイルシステム情報

ファイルシステム(255)

ファイルシステム種別(16)

マウントポイント(255)

容量(int)

空き容量(int)

メモリ情報

デバイスロケータ(32)

サイズ(int、MB単位)

ネットワークカード情報

(注7)

ネットワークカード(255)

・複数獲得可能
・複数枚のネットワークカードをグルーピングしている場合は論理名が獲得される

MACアドレス(36)

TCP/IP情報

(注7)

ホスト名(255)

(注2)

(注3)

複数獲得可能

IPv6アドレスでは、グローバルユニキャストアドレスとユニークローカルユニキャストアドレスが収集されます。リンクローカルアドレスは収集されません。ただし、デフォルトゲートウェイはリンクローカルアドレスであっても収集されます。
cminvenvコマンドを実行することにより、IPv6アドレス情報の収集有無を切り替えることができます。

IPアドレス(64)

(注2)

サブネットマスク(64)

(注2)

(注10)

デフォルトゲートウェイ(64)

(注2)

DHCPサーバ(64)

(注2)

(注11)

DNSサーバ(255)

(注2)

(注11)

ネットワーク共有情報

ネットワークパス名(255)

(注3)

ネットワークプロバイダ名(255)

ドライブ名(64)

プリンタ情報

(注7)

プリンタ名(255)

(注3)

プリンタ種別(24)

ソフトウェア情報

(注7)

製品名(255)

(注3)

バージョン(64)

ファイル検索結果情報(ソフトウェア辞書による検索)の場合だけ収集可能

ファイル名(255)

(注3)

ファイル更新日時(24)

製品情報

製品名(255)

(注3)

パッケージ名(255)

バージョン(64)

インストール先(255)

ベンダ名(255)

更新日時(24)

集約修正情報

集約修正名(255)

製品名(255)

バージョン(64)

辞書検索結果

製品名(255)

バージョン(64)

特記事項(255)

レジストリ値収集情報

レジストリキー名(255)

項目名(255)

状態(int)

種別(64)

インデックス(int)

値(255)

説明(255)

注1)

運用管理サーバ、部門管理サーバ、および業務サーバで資源配付機能のインベントリ情報を収集した場合、ネットワークドライブのドライブ容量とドライブ空き容量は収集されません。

注2)

以下のWindows OSでTCP/IP代替アドレスの設定がされている場合は、DHCPサーバで割り振られたTCP/IPの値を収集します。DHCPサーバが存在しない場合には、自動プライベートIPアドレス、またはユーザ構成で設定されているTCP/IPの値を収集します。

  • Windows(R) XP

  • Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE

  • Windows Vista

  • Windows 7

  • Windows 8

  • Windows 10

  • Windows 11

同じクライアントに対して、インベントリ収集とシステム監視で獲得するホスト名が異なる場合は、リポジトリ内の情報に矛盾が生じてしまいます。このため、クライアントPCにおいて、インベントリ収集でホスト名を獲得する際は、システム監視がインストール済みかチェックし、インストール済みであればシステム監視が提供するAPIでホスト名の獲得を行います。

Windows OSでは、DHCP運用している場合にDHCPサーバ情報を獲得します。

Windows NT(R) 4.0では、DHCP運用している場合は、DHCPサーバから取得したDNSサーバの情報は収集されません。

注3)

運用管理サーバがUTF-8環境の場合、インベントリ情報表示およびインベントリ情報検索に表示される項目の文字列がすべて表示されない場合があります。

注4)

以下のWindows OSの場合、サービスパックに「R2」を付加します。

  • Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

  • Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

  • Windows Server 2008 R2 STD/Windows Server 2008 R2 DTC/Windows Server 2008 R2 EE/ Windows Server 2008 R2 Foundation

)
"Service Pack 1, R2"

注5)

VMware(R)では一次キャッシュ・二次キャッシュは収集できません。

注6)

ディスクのインベントリ情報を収集する場合、収集できるインベントリ情報の上限は2147483647KBです。2.0TB以上の場合、一律2147483647KBとみなします。

注7)

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合は、資源配付機能を使用したインベントリ収集と比べて、以下の項目のインベントリ収集結果が若干異なる場合があります。

  • ドメイン名:インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、Windows NT(R) 4.0、Windows(R) 2000では、ドメインかワークグループかの判断ができないため、ドメイン名の後に「(不明)」を付加します。

  • ログイン名:資源配付機能を使用したインベントリ収集とインストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集とで、収集結果に大文字と小文字の違いがある場合があります。また、インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、接続対象マシンがWindows OSの場合、未ログイン状態の場合には「不明」とし、ログイン状態の場合には当該マシン上でログインしているログインユーザ名を収集します。

    Windows Vistaでは、未ログイン状態の場合には対象マシンに接続する際に使用するユーザ名を収集し、ログイン状態の場合には当該マシン上でログインしているログインユーザ名を収集します。Windows Server 2008以降では、未ログイン状態かログイン状態かに関わらず対象マシンに接続する際に使用するユーザ名を収集します。

  • クロック数:インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、省電力CPU機能の影響により、実際の値よりも小さい値になることがあります。

  • ドライブ情報:インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合、フロッピードライブ、およびネットワークドライブの情報は収集されません。

  • ビデオアダプタ:VGAかどうかの判定はできません。VGA情報の部分は「不明」となります。

  • ネットワークカード情報:資源配付機能を使用したインベントリ収集とインストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集とで、ネットワークカードの収集結果の文字列や、収集されるネットワークカード情報が若干異なる場合があります。インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、対象マシンに接続する際に使用するIPアドレスと一致するIPアドレスが設定されたネットワークカード情報を、代表インタフェースとして収集結果の先頭に配置します。

  • TCP/IP情報:資源配付機能を使用したインベントリ収集とインストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集とで、ホスト名の収集結果に大文字と小文字の違いや形式(FQDN/FQDN以外)の違いがあったり、収集されるTCP/IP情報が若干異なることがあります。インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、対象マシンに接続する際に使用するIPアドレスと一致するIPアドレスが設定されたTCP/IP情報を、代表インタフェースとして収集結果の先頭に収集配置します。

  • プリンタ種別:インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集の場合に、プリンタ種別のコードを収集します。

  • ソフトウェア情報:インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集(SSH非デプロイ方式)の場合、64bitOSの被監視システムでは、以下のとおり情報が収集されます。

    インベントリ情報

    収集内容

    32bitのソフトウェア情報

    重複して収集される

    64bitのソフトウェア情報

    収集されない

    Windowsの更新プログラム

    以下のOSの場合だけ収集される。

    • Windows Vista

    • Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2

    • Windows 7

    • Windows Server 2012

    • Windows 8

    • Windows Server 2016

    • Windows 10

    • Windows Server 2019

    • Windows 11

    • Windows Server 2022

注8)

以下のWindows OSの場合、インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集で情報を収集できない場合があります。

  • Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Microsoft(R) Windows Server(R) 2003

  • Windows Server 2008 Foundation/Windows Server 2008 R2

  • Windows Server 2012

  • Windows Server 2016

  • Windows Server 2019

  • Windows Server 2022

注9)

以下のWindows OSの場合、インベントリ収集で情報を収集できない場合があります。

  • Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition

  • Windows Server 2003 STD(x64)/Windows Server 2003 DTC(x64)/Windows Server 2003 EE(x64)

  • Windows Server 2008 STD(x64)/Windows Server 2008 DTC(x64)/Windows Server 2008 EE(x64)

  • Windows(R) 7 x64 Edition

  • Windows Server 2012 (x64)

  • Windows 8 (x64)

  • Windows Server 2016 (x64)

  • Windows 10 (x64)

  • Windows Server 2019 (x64)

  • Windows 11 (x64)

  • Windows Server 2022 (x64)

注10)

IPv6アドレスの場合は、サブネットプレフィックス長が格納されます。

注11)

IPv6の場合、収集されません。

12)

インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集(WMI)の場合、以下の条件をすべて満たす被監視システムでは、情報が収集されません。ただし、[ソフトウェア情報]-[製品名]に関しては、更新プログラムのみ収集されません。

  • Windows OSで、ユーザアカウント制御(UAC)を使用している

  • Active Directoryを導入していない

  • インストールレス型エージェント監視のポリシーで、被監視システム側のWMIを使用するためのアカウントが、Administratorユーザ(ビルトインアカウント)以外である

注13)

インベントリ収集を実施した場合、Windows Server 2008 R2のOS名は以下のようになります。

Windows Server 2008 + エディション

インベントリ収集を行わない場合、OS名は以下のようになります。

Windows Server 2008

注14)

Windows(R) 10 HomeおよびWindows(R) 11 Homeの場合、WMIおよびTELNETを使用したインベントリ収集の機能が利用できません。