GS部門管理/業務サーバに対するダウンロード操作、および配付結果確認の操作をするために、GS部門管理/業務サーバを定義する必要があります。ここでは、配付先にGSを設定する方法についてだけを説明します。
運用管理クライアントで定義する
コマンドを使用して定義する
運用管理クライアントで定義する
配付先のGS部門管理/業務サーバを定義します。
[資源配付]ウィンドウの[対象システム]ウィンドウの[システム構成表示]で、選択したサーバ配下にサーバを追加するために、[サーバの追加]ダイアログボックスを表示します。
[サーバの追加]ダイアログボックスで、[サーバ定義]タブを選択し、[グローバルサーバ]チェックボックスをONにします。
本サーバは、「グローバルサーバ」です。
本サーバは、「グローバルサーバ」以外です。
[グローバルサーバ]チェックボックスをONにすると、通信種別は「dts」固定となります。
[OK]ボタンをクリックし、サーバを追加します。
GSに対して使用可能な機能について
[資源配付]ウィンドウを使用するとGSに対しては、使用できる機能が限定されます。以下に、[資源配付]ウィンドウのメニューで、GSに対して操作可能な機能を示します。
[資源配付]ウィンドウのメニュー | GSおよびGS直下のクライアントに対する操作 | GS配下のWindows/UNIXサーバに対する操作 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
[アクション] | [資源の削除] | × | × | ||
[資源の配付] | メンテナンス版数 | △ | △ | (注1) | |
個別資源 | △ | △ | (注2) | ||
[指定サーバの状況検索:異常のみ] | × | × | |||
[指定サーバの状況検索:全情報] | ○ | × | |||
[クライアントのステータスリカバリ] | × | - | |||
[設定] | [監視] | △ | ○ | (注3) | |
[ポリシー] | [サーバ環境] | × | ○ | ||
[クライアント環境] | × | - |
○:サポート
△:条件付きサポート
×:未サポート
-:サポート対象外
共通メンテナンス版数のみ配付が可能です。
GSおよびその配下サーバに対する特定システムへ配付できません。
[設定]-[管理情報の保持形態]-[一時ファイルに保持]を実行するとき、監視対象サーバとしてGSを指定した場合、検索方法には[ローカル検索]を指定してください。
コマンドを使用して定義する
運用管理サーバでdrmsdfnコマンドを使用して、GS部門管理/業務サーバを定義する方法について説明します。
形式
drmsdfn -a sys -k システム種別 [-n ノード名] -s システム名 -o OS識別名 [-p 通信種別]…
オプションの意味
ここでは、-oオプションについて説明します。その他のオプションの意味は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
定義するシステムの動作するOS識別名を指定します。本オプションでは、資源配付の動作するOS識別名として、以下のどれかを設定します。
OSIV
SOLARIS2
HPUX10
AIX4
Linux
Systemwalker Centric Manager GEEの場合に、あて先システム名がGSの場合は、OS識別名に「OSIV」を指定します。上記以外ではOS識別名は意味を持ちません。
本説明では、GEEに関係する指定値だけを説明しています。その他の指定値については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
使用例)
Systemwalker Centric Manager GEEで、あて先システムがグローバルサーバの場合に、OS識別名「OSIV」を定義します。
drmsdfn -a sys -k serv -n GS001 -s GS001 -o OSIV -p dts