ライブ マイグレーションによって、監視対象の仮想マシンが管理OS間を動的に移動する環境では、mpnmvmmapコマンドを定期的に実行して、監視マップに表示される管理OSと仮想マシンの従属関係を最新の状態に更新する必要があります。
mpnmvmmap コマンドが実行されると、管理OSから最新の構成情報が取得され、管理OSと仮想マシンの従属関係が監視マップに反映されますので、ライブ マイグレーション運用時でも、仮想マシンの移行状態を監視マップ上で確認することができます。
本書では、mpnmvmmapコマンドをタスクスケジューラに登録する方法で、定期的に監視マップを最新の状態に更新する手順を説明します。
なお、ライブ マイグレーションを運用していない環境の場合は、以下の設定を実施する必要はありません。
運用管理サーバで、[コントロールパネル]から[管理ツール]-[タスク スケジューラ]を選択します。
[タスク スケジューラ]画面で、[操作]-[タスクの作成]を選択します。
[タスクの作成]画面の[全般]タブで、以下を設定し、[トリガー]タブをクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
[名前] | 任意 |
[タスクの実行時に使うユーザー アカウント] | ビルトインローカルの“Administrator” |
[ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する] | チェックボックスをチェックする |
[タスクの作成]画面の[トリガー]タブで、[新規]ボタンをクリックします。
[新しいトリガー]画面で、タスクを設定します。
設定例)
項目 | 設定値 |
---|---|
[タスクの開始] | “スケジュールに従う” |
[設定] | “1回” |
[開始] | 本日の日付 “0:00:00” |
[繰り返し間隔] | “30 分間” |
[継続時間] | “無期限” |
[有効] | チェックボックスをチェックする |
[タスクの作成]画面の[トリガー]タブで以下を確認し、[操作]タブをクリックします。
[タスクの作成]画面の[操作]タブで、[新規]ボタンをクリックします。
[新しい操作]画面で、以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
[操作] | “プログラムの開始” |
[プログラム/スクリプト] | “mpnmvmmap” |
[タスクの作成]画面の[操作]タブ画面で、設定内容を確認し、[OK]ボタンをクリックします。
[タスク スケジューラ]画面で、以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
[ユーザー名] | “Administrator” |
[パスワード] | “Administrator”のパスワード |
[タスク スケジューラ]画面で、[アクティブなタスク]画面の[タスク名]一覧に、追加したタスクが追加されていることを確認します。