オブジェクト(ノード、アプリケーションなど)の稼働状態が、Systemwalkerコンソールの監視マップ/監視リストに表示されます。監視マップでは、稼働状態に応じた背景画像で表示されます。監視リストでは、[稼働状態]の項目に表示されます。
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、稼働状態を確認したいオブジェクトが存在するツリーを[監視ツリー選択]コンボボックスから選択します。
ツリーで稼働状態を確認したいオブジェクトが存在するフォルダを選択します。
→監視マップおよび監視リストにオブジェクト(ノード、アプリケーションなど)の状態が表示されます。
ポイント
ノードの稼働状態を表示するには、稼働状態の監視ポリシーを設定し、ポリシーを配付する必要があります。稼働状態の表示ポリシーは、[ポリシー]メニューから[監視]-[ノードの監視(オプション)]-[稼働状態の監視]を選択すると設定できます。
Linuxクラスタシステムでのノード検出を行った場合
Linuxクラスタシステム(PRIMECLUSTER)を対象として、ノード検出を行った場合、論理インタフェースは検出されません。論理インタフェースの状態については、PRIMECLUSTERのWebコンソールで状態を確認してください。
被監視対象ノードを監視対象としてノード検出を行った場合
当該ノードの[ノードプロパティ]-[ネットワーク]タブで表示する、「MIB2 SysDesc:」の表示文字列が16進数で表示されたり、一部、正しく表示されない場合があります。「MIB2 SysDesc:」の表示項目の情報については、対象ノードを選択し、[操作]メニューの[MIB情報の表示]-[システム情報]ウィンドウの[システム詳細]を参照してください。なお、本現象によるネットワーク管理の監視動作には影響はありません。
被監視対象ノード
Linuxノードの場合
コード系がSJISコード以外のノードの場合
Linuxサーバを被監視サーバとして使用する場合
LinuxサーバでバンドルされているSNMPエージェント(UCD-snmpまたはNet-snmp)がネットワーク監視のSNMP要求に対し、応答を通知するように設定しておく必要があります。
SNMPエージェントの/etc/snmp/snmpd.confファイルを編集し、SNMPエージェントを再起動してください。snmpd.confファイルの編集方法は、manコマンドを参照してください。
rootでログインします。
/etc/snmp/snmpd.confをバックアップします。
snmpd.confのマニュアルを参照し、/etc/snmp/snmpd.confを編集します。
snmpdを再起動します。
【Red Hat Enterprise Linux 6以前】
# /etc/init.d/snmpd restart
【Red Hat Enterprise Linux 7以降】
# systemctl restart snmpd
LinuxノードのSNMPエージェントが起動されていても、MIB情報が正しく取得できない場合があります。
Linuxでファイアウォール機能を導入している場合
ネットワーク監視のSNMP要求(161/udp)に対し、応答を通知できるように、161/udpを許可するように設定してください。
SNMPエージェントのバージョンレベルが古い場合
Systemwalker上では、以下の機能がSNMPエージェント未起動ノードと同様の監視結果を返すため、本影響が見られる場合は、SNMPエージェントのバージョンを新しいものに変更してください。
(UCD-snmpの場合、4.2.3以上を使用してください。)
影響のある機能一覧
MIB情報
ノード検出
稼働状態の監視
MIB監視
LinuxのSNMPエージェントの問題により、以下の機能制限があります。
ノード検出を行った場合、以下のインタフェース情報が[ノードプロパティ]情報に設定されない場合があります。
インタフェース名
MACアドレス
ifType
ifSpeed
被監視サーバが複数インタフェースを持つ場合
稼働状態表示を行うと、インタフェースの状態にかかわらず、Systemwalkerコンソールにおける表示が[SNMPエージェント動作中かつ一部インタフェースが停止中]となる場合があります。
SPARC ServersのXSCFのネットワークインタフェースに対してノード検出を行うと、Systemwalkerコンソール上にはLinuxアイコンで登録されます。
なお、省電力情報を表示する場合は、Linuxアイコンのノードを指定し実行してください。
TCP接続を行うポートを使用しノード検出した場合
運用管理サーバまたは部門管理サーバにおいて、被監視ノードに接続する前に自サーバ内で接続を制御するアプリケーションが存在する場合、検出対象セグメントのすべてのIPアドレスが検出される可能性があります。例えば、ウィルス対策ソフトが運用管理サーバ・部門管理サーバに導入され、電子メールなどの保護機能が動作している場合、検出対象セグメントのすべてのIPアドレスが検出されることがあります。
この場合、制御されているポートでの検出は行わないでください。