イベント監視の条件定義を設計/確認する手段として、以下の方法があります。
イベント監視の条件定義の簡易チェックツール
実際の運用前に発生するイベントを想定して設計/確認を行う場合や、実際に運用している環境とは異なるコンピュータ上で確認する場合に、簡易チェックツールを使用します。
コリレーションログ
運用前テストや実際の運用時に、実機でイベント監視の条件定義の正当性を確認する場合に、コリレーションログを使用します。
コリレーションログを使用して確認する方法については、“コリレーションログにより確認する”を参照してください。
以下では、イベント監視の条件定義の簡易チェックツールを使用して確認する方法について説明します。
イベント監視の条件定義の簡易チェックツールは、イベント監視の条件定義に対して発生したメッセージが、どの条件に一致するか、および一致しなかった項目はどれかをシミュレートできるツールです。簡易チェックツールを使用すると、イベント監視の条件定義に設定した条件とイベントがどの項目で一致するかを調べることができます。また、確認結果はログファイルに出力できます。
簡易チェックツールは、イベント監視の条件定義の定義中や定義終了時に、[イベント監視の条件定義]画面から起動することができます。これにより、[イベント監視の条件定義]画面での定義の編集と、簡易チェックツールでの定義の確認を同時に行うことができます。
Event Designerを利用している場合
Event Designerを利用している場合は、本項に記載している簡易チェックツールをEvent Designerから直接利用することができます。詳細は、Event Designerに添付されている“Event Designer操作手引書”を参照してください。
イベント監視の条件定義を確認する手順
簡易チェックツールを使用して、イベント監視の条件定義を確認する手順は以下のとおりです。
簡易チェックツールを起動します。
起動方法の詳細については、“簡易チェックツールの起動方法”を参照してください。
[定義ファイルの設定]ダイアログで、確認するイベント監視の条件定義を設定します。
[イベント監視の条件定義]画面から起動した場合は、編集中の定義が読み込まれるため、設定する必要はありません。
→[簡易チェックツール(イベント監視の条件定義)]画面に、設定したイベント監視の条件定義の定義内容が表示されます。
確認したいメッセージを選択し、チェックを実行します。
手入力でメッセージを確認する場合は、[メッセージの設定-Windowsイベントログ]ダイアログボックス、または[メッセージの設定-監視メッセージ]ダイアログボックスを使用します。発生済みのメッセージを確認する場合は、[メッセージの読み込み]ダイアログボックスによりデータを選択し、[メッセージの選択]ダイアログボックスを使用します。
[簡易チェックツール(イベント監視の条件定義)]画面に、メッセージの比較結果の情報が色で表示されます。イベント監視の条件が、意図したとおりに設定されているかを確認します。
監視の条件が正しくない場合、イベント監視の条件定義を変更し、再度チェックします。
確認したいメッセージに対して、4.-6.を繰り返します。
簡易チェックツールを終了します。