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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

5.2.3 [13.0]差分ファイル転送機能の転送オプションと送信先ファイルとの関係

差分ファイル転送機能の転送オプションと送信先ファイルとの関係を以下に示します。

なお、差分ファイル転送機能の転送オプションについては、転送コマンドリファレンスを参照してください。

転送
オプション

送信先ファイルの状態(*1)

データ転送処理
○:実施する
×:実施せず

情報更新(*2)
○:実施する
×:実施せず

復帰値
(*3)

転送処理の補足

-d

存在しない

0

0

×

1

警告終了(*4)

0

-d -u

存在しない

0

0

×

×

1

警告終了(*4)

0

-m

存在しない

0

0

×

1

警告終了(*4)

×

1

警告終了(*4)

-m -u

存在しない

0

0

×

×

1

警告終了(*4)

×

×

1

警告終了(*4)

-p

存在しない

0

省略

存在しない

×

0

×

×

×

*1:送信先ファイルの状態の記号の意味

>:送信先ファイルの最終更新日時が、送信元ファイルの最終更新日時より古い

=:送信先ファイルの最終更新日時が、送信元ファイルの最終更新日時と同じ

<:送信先ファイルの最終更新日時が、送信元ファイルの最終更新日時より新しい

*2:○の場合、送信先ファイルのファイル情報および、ディレクトリ情報が、送信元ファイルのファイル情報および、ディレクトリ情報と同じになります

また送信先ファイルおよび、送信先ディレクトリの最終アクセス日時も更新されます

*3:転送コマンド側の復帰値を示します

*4:転送コマンド側にて、メッセージが標準エラー出力へ出力されます

なお、デーモンまたはサービス側には、メッセージは出力されません

差分ファイル転送機能の転送オプションとファイル情報/ディレクトリ情報との関係を以下に示します。

ファイル情報

転送オプション

データ転送処理
○:実施する
×:実施せず

◎:送信元ファイルの情報に更新します
○:システムの情報に更新します
△:システムにより情報が更新されます
×:更新しません

送信先のファイル情報

最終更新日時

最終アクセス日時

所有者ID、
グループID、
実行権限(*1)

-d

×

×

-d -u

×

×

×

×

-m

×

×

-m -u

×

×

×

×

-p

省略

×

×

*1:所有者ID、グループID、実行権限:◎の場合、UNIX-UNIXサーバ間で転送を実施したときだけ、更新されます

ディレクトリ情報

転送オプション

データ転送処理
○:実施する
×:実施せず

◎:送信元ディレクトリの情報に更新します
○:システムの情報に更新します
×:更新しません

送信先のディレクトリ情報

最終更新日時

最終アクセス日時

所有者ID、
グループID、
実行権限(*1)

-d

×

-d -u

×

×

×(*2)

×

-m

×

-m -u

×

×

×(*2)

×

-p

省略

×

×

×

*1:所有者ID、グループID、実行権限:◎の場合、UNIX-UNIXサーバ間で転送を実施したときだけ、更新されます

*2:システムにより更新される場合があります