転送時のタイムアウト監視時間は6分間です。
これは、ジョブキャンセルやシステムダウン等でグローバルサーバ側、UNIX/IAサーバ側XLデータムーバで、互いにスライス単位での処理結果の通知ができなくなった場合の最大監視時間です。
なお、以下のシステム(サーバシステムまたは、クライアントシステム)環境下でデータ転送を行った場合、データ転送処理がタイムアウトになることがあります。
ボリューム(転送ファイルが存在するボリューム)が高負荷状態
CPUが高負荷状態
バッチユーティリティの実行優先度が低い
これは、システムまたはボリュームの負荷により、転送時間(スライス単位での処理結果通知時間)が遅延し、タイムアウト監視時間を超過するためです。
利用されるシステム環境を考慮し、XLデータムーバを導入してください。
注意
UNIX/IAサーバ側のボリュームは、ボリューム負荷が高くなるとボリュームの入出力時間が著しく遅くなることがあります。このため、そのボリュームにデータ転送元ファイルやデータ転送先ファイルが存在していると、データ転送処理がタイムアウトになることがあります。データ転送元ファイルやデータ転送先ファイルは、負荷の少ないボリュームを使用するか、または、データ転送の多重度を下げた状態でデータ転送処理を実行してください。