HACMPシステム運用における、Systemwalker Operation Managerの起動・停止について説明します。
デーモンの起動
Systemwalker Operation Managerのデーモンを起動する手順を説明します。
運用系、待機系のすべてのサーバでsoperationmgrコマンドを実行して、HACMPに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを起動します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも起動されます。
# /opt/systemwalker/bin/soperationmgr
クラスター・サービスが起動していない場合は、クラスター・サービスを起動します。すでにクラスター・サービスが起動している場合は、3.の手順に進みリソース・グループを起動します。
[クラスター・サービスの起動]
“smitty hacmp”と入力して、SMITセッションを開きます。
#smitty hacmp
SMITについては、HACMPのマニュアルを参照してください。
[システム管理 (C-SPOC)]-[HACMP サービスの管理]-[クラスター・サービスの始動]を選択します。
[クラスター・サービスの始動]画面で、クラスター・サービスを始動するノードなどのフィールド値を入力します。
クラスタシステムに登録されたリソース・グループをオンラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのデーモンを起動します。
[リソース・グループの起動]
“smitty hacmp”と入力して、SMITセッションを開きます。
#smitty hacmp
SMITについては、HACMPのマニュアルを参照してください。
[システム管理 (C-SPOC)]-[ HACMP リソース・グループおよびアプリケーション管理]-[リソース・グループをオンラインにする]を選択します。
[リソース・グループの選択]画面で、Systemwalker Operation Managerのリソース・グループを選択します。
[オンライン・ノードの選択]画面で、ノードを選択します。
デーモンの停止
Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止する手順を説明します。
クラスタシステムに登録されたリソース・グループをオフラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。
“smitty hacmp”と入力して、SMITセッションを開きます。
#smitty hacmp
SMITについては、HACMPのマニュアルを参照してください。
[システム管理 (C-SPOC)]-[HACMP リソース・グループおよびアプリケーション管理]-[リソース・グループをオフラインにする]を選択します。
[リソース・グループの選択]画面で、Systemwalker Operation Managerのリソース・グループを選択します。
[オンライン・ノードの選択]画面で、ノードを選択します。
運用系、待機系のすべてのサーバでpoperationmgrコマンドを実行して、HACMPに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも停止されます。
注意
soperationmgrコマンド、poperationmgrコマンドは、共有ディスクをカレントディレクトリにした状態で実行しないでください。フェールオーバが正常に行われない場合があります。
[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウ-[サービス制御]でのサービスの起動・停止は行わないでください。
クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerを停止するときは、Systemwalker Operation Managerのアプリケーションが登録されているリソース・グループを停止する必要があります。
そのため、リソース・グループに登録された、共有ディスク、論理IPアドレス、Operation Managerのアプリケーションおよび一緒に登録したアプリケーション(Oracle、Interstageなど)が停止します。