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Systemwalker Operation Manager V17.0.1 クラスタ適用ガイド UNIX編

4.3 PRIMECLUSTERシステムにおけるデーモンの起動/停止

PRIMECLUSTERシステム運用における、Systemwalker Operation Managerの起動・停止について説明します。

デーモンの起動

Systemwalker Operation Managerのデーモンを起動する手順を説明します。

  1. 運用系、待機系のすべてのサーバでsoperationmgrコマンドを実行して、PRIMECLUSTERに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを起動します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも起動されます。

    # /opt/systemwalker/bin/soperationmgr
  2. クラスタシステムに登録されたアプリケーションをオンラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのデーモンを起動します。

    1. PRIMECLUSTERのWeb-Based Admin Viewのトップメニューから、[Global Cluster Service]を選択して表示される画面で、[Cluster Admin]を選択します。

      →接続するノードを選択するポップアップが表示されます。

    2. ポップアップでノードを選択します。

      → RMSメインウィンドウが表示されます。

    3. RMSメインウィンドウの、RMSツリーから、起動するSystemwalker Operation Managerのクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから [オンライン]を選択します。

      →Systemwalker Operation Managerのクラスタアプリケーション、すなわちクラスタシステムで管理されているSystemwalker Operation Managerのデーモンが起動されます。

デーモンの停止

Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止する手順を説明します。

  1. クラスタシステムに登録されたアプリケーションをオフラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。

    1. PRIMECLUSTERのWeb-Based Admin Viewのトップメニューから、[Global Cluster Service]を選択して表示される画面で、[Cluster Admin]を選択します。

      →接続するノードを選択するポップアップが表示されます。

    2. ポップアップでノードを選択します。

      → RMSメインウィンドウが表示されます。

    3. RMSメインウィンドウの、RMSツリーから、運用系の停止するSystemwalker Operation Managerのクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから [オフライン]を選択します

      →Systemwalker Operation Managerのクラスタアプリケーション、すなわちクラスタシステムで管理されているSystemwalker Operation Managerのデーモンが停止します。

  2. 運用系、待機系のすべてのサーバでpoperationmgrコマンドを実行して、PRIMECLUSTERに登録されていないSystemwalker Operation Managerのデーモンを停止します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラデーモンおよびジョブ実行制御デーモンも停止されます。

    # /opt/systemwalker/bin/poperationmgr

注意

  • soperationmgrコマンド、poperationmgrコマンドは、共有ディスクをカレントディレクトリにした状態で実行しないでください。フェールオーバが正常に行われない場合があります。

  • [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウ-[サービス制御]でのサービスの起動・停止は行わないでください。

  • クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerを停止するときは、Systemwalker Operation Managerのリソースが登録されているクラスタアプリケーションを停止する必要があります。

    そのため、クラスタアプリケーションに登録された、共有ディスク、論理IPアドレス、Operation Managerのリソースおよび一緒に登録したアプリケーション(Oracle、Interstageなど)が停止します。デーモンを監視する状態遷移プロシジャのリソースを作成し、クラスタアプリケーションに登録している場合は、状態遷移プロシジャのリソースも停止します。

  • ジョブスケジューラデーモンが動作するためには、カレンダデーモンがジョブスケジューラデーモンよりも先に起動している必要があります。