Systemwalker Operation Managerのポリシー情報をクラスタシステムに対して配付/適用するときは、以下の手順に従ってください。
運用系へポリシー配付する
[Systemwalker Operation Manager配付先[ログイン]]ウィンドウで、運用系のホスト名を指定して、運用系にポリシー配付します。[次回のサービス起動時に適用する]を選択します。
運用系のデーモンを停止する
運用系で動作しているSystemwalker Operation Managerの各デーモンを停止します。停止方法の詳細は、“3.2 クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止”を参照してください。
運用系のデーモンを起動する
運用系のSystemwalker Operation Managerの各デーモンを起動します。起動方法の詳細は、“3.2 クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止”を参照してください。
デーモンが起動すると、配付したポリシー情報が適用されます。
セキュリティ情報を共有ディスクに反映する
以下のコマンドを実行し、運用系のセキュリティ情報を共有ディスクに反映します。コマンドを実行する前に、それぞれの運用系の共有ディスクをマウントしてください。
1:1運用待機(サブシステムなし)、1:1運用待機(サブシステムあり)、N:1運用待機、カスケードの場合
mpcssave
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)、2ノード相互待機の場合
mpcssave -s 運用系のサブシステム番号
待機系へ情報を複写する
以下の定義情報を、運用系から待機系へ複写します。複写の契機および複写方法は“2.9.3 Systemwalker Operation Managerの環境定義の統一”を参照してください。
監視ホスト定義情報
パスワード管理簿情報/ホスト情報定義
ジョブフォルダ情報
Webコンソール定義情報
注意
クラスタ運用を実施している場合は、[次回のサービス起動時に適用する]を選択します。[すぐ適用する(サービスを再起動する)]は指定しないでください。
運用系にて変更したポリシーをすぐに適用したい場合は、デーモンを再起動してください。デーモンの再起動の詳細は、“3.2 クラスタシステムにおけるデーモンの起動/停止”を参照してください。
待機系に配付したポリシーは、次回フェールオーバ時に適用されます。
注意
クラスタ運用している場合は、[共通パラメタ]をポリシー配付しないでください。
注意
ポリシーの情報には、カレンダ情報の、以下のクラスタ運用情報は含まれません。各ノードで設定してください。
calsetclusterコマンドで登録を行った情報
カレンダ反映先ホスト定義ファイルの情報
注意
[登録情報]の[ジョブ制御]は、運用系にのみ配付してください。待機系には、ポリシー配付しないでください。[登録情報]の[ジョブ制御]は、共有ディスク上で管理されているため、フェールオーバが発生した場合においても、統一した情報が保持されます。
注意
抽出元サーバのジョブ実行履歴情報および稼働実績情報の保存場所を、[運用情報の定義]ウィンドウの[ログ]シートで確認し、保存場所がクラスタ運用しているシステム上に存在することを確認してください。存在しない場合は、運用情報を配付する前に、抽出元サーバの保存場所と同じディレクトリを、クラスタ運用しているシステムに作成してください。