ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Operation Manager Q & A集

4.21 Q: 前回起動後に持ち越されているジョブネットがある場合に、前回起動のジョブネット→本日のジョブネットの順で両方を起動させたい場合は

対象バージョンレベル

A

前回起動日から持ち越されたジョブネットがある場合に、前回起動のジョブネット→本日のジョブネットの順で起動させたい場合、以下の手順で起動できます。

以下のジョブネットの起動条件別に説明します。

なお、マスタスケジュール管理機能を利用していて、持ち越しをした場合の運用指示の設定をしている場合は、運用指示の設定に従って動作します。詳細は、“Systemwalker Operation Manager マスタスケジュール管理ユーザーズガイド”を参照してください。

起動条件:メッセージ事象のみのジョブネットの場合

前提条件

以下が設定されている必要があります。

ウィンドウ名

設定内容

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート

  • [確認操作を有効にする]を指定

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[メッセージ]シート

  • [日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う]を指定(注1)

  • [ジョブネット実行中も有効]を指定

  • [起動日のみ有効]を指定(注2)

注1)

実行されないまま日変わり時刻を迎えたジョブネットを持ち越したい場合には、指定が必要です。

注2)

本日が非起動日だった場合で、本日にメッセージ事象を受け付けて起動したい場合は[起動日のみ有効]はチェックしないでください。すべて起動日にする場合は、チェックの有無は関係ありません。

持ち越されているジョブネットが、前回起動日にどの状態になっていたかにより、操作手順が変わります。

ジョブネットの状態
(前回起動日にどの状態になったか)

操作手順

異常終了

(含む、強制終了)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    「起動」または「再起動」操作で起動します。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。

実行中

(含む、警告、終了遅延)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    実行中から正常終了(疑似正常)に遷移した場合、再度、本日起動することはできません。

    実行中から異常終了(強制終了)に遷移した場合、「起動」または「再起動」操作をしてください。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。

停止中(注1)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    本日の起動条件がそろう前に、「停止解除」操作をします。

    (「停止解除」操作をしないまま、本日分のメッセージが発生すると、停止解除時に本日分の発生済みメッセージはクリアされます。)

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。

実行待ち、または開始遅延(注2)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    起動条件として不足しているメッセージ事象の発生を待ちます。

    または、「起動」操作により起動します。ただし、「起動」操作後の意図しない起動を防ぐために、事前に発生済みのメッセージ事象をクリアしておきます。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。

注1)

起動条件がそろったが、停止中となって動けない状態です。

注2)

起動条件として待ち合わせるメッセージ事象が設定されているが、待ち合わせ条件を満たすメッセージ事象を受信できていないため、起動されていない状態です。

起動条件:[時刻起動]の指定が1つ(単一起動)のジョブネットの場合

前提条件

以下が設定されている必要があります。

ウィンドウ名

設定内容

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート

  • [確認操作を有効にする]を指定

持ち越されているジョブネットが、前回起動日にどの状態になっていたかにより、操作手順が変わります。

ジョブネットの状態
(前回起動日にどの状態になったか)

操作手順

異常終了

(含む、強制終了)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    「起動」または「再起動」操作で起動します。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

実行中

(含む、警告、終了遅延)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動(注1)

    実行中から正常終了(疑似正常)に遷移した場合、再度、本日起動することはできません。

    実行中から異常終了(強制終了)に遷移した場合、「起動」または「再起動」操作をしてください。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

停止中(注2)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    本日の起動条件がそろう前に、「停止解除」操作をします。

    (「停止解除」操作をしないと、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。)

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

注1)

実行中の間に、本日の起動条件がそろった場合、本日のジョブネットは実行拒否となってしまいます。そのため、持ち越されているジョブネットは、本日の起動条件がそろう前に終了状態にする必要があります。

注2)

起動条件がそろったが、停止中となって動けない状態です。

起動条件:メッセージ事象+[時刻起動]の指定が1つだけ(単一起動)のジョブネットの場合

前提条件

以下が設定されている必要があります。

ウィンドウ名

設定内容

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート

  • [確認操作を有効にする]を指定

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[メッセージ]シート

  • [日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う]を指定(注1)

  • [起動日のみ有効]を指定(注2)

注1)

起動されないまま日変わり時刻を迎えたジョブネットを持ち越したい場合には、指定が必要です。

注2)

本日が非起動日だった場合で、本日にメッセージ事象を受け付けて起動したい場合は[起動日のみ有効]はチェックしないでください。すべて起動日にする場合は、チェックの有無は関係ありません。

持ち越されているジョブネットが、前回起動日にどの状態になっていたかにより、操作手順が変わります。

ジョブネットの状態
(前回起動日にどの状態になったか)

操作手順

異常終了

(含む、強制終了)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    「起動」または「再起動」操作で起動します。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日が実行拒否となります。

実行中

(含む、警告、終了遅延)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    実行中から正常終了(疑似正常)に遷移した場合、再度、本日起動することはできません。

    実行中から異常終了(強制終了)に遷移した場合、「起動」または「再起動」操作をしてください。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

停止中(注1)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    本日の起動条件がそろう前に、「停止解除」操作をします。

    (「停止解除」操作をしないと、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。また、「停止解除」操作をしないまま、本日分のメッセージが発生すると、停止解除時に本日分の発生済みメッセージはクリアされます。)

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

実行待ち、または開始遅延(注2)

  1. 持ち越されているジョブネットの起動

    起動条件として不足しているメッセージ事象の発生を待ちます。

    または、「起動」操作により起動します。ただし、「起動」操作後の意図しない起動を防ぐために、事前に発生済みのメッセージ事象をクリアしておきます。

  2. 本日のジョブネットの起動

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で正常終了(疑似正常)に遷移した場合、起動条件がそろえば起動します。

    1.の持ち越されているジョブネットの起動で異常終了(強制終了)に遷移した場合、「確認」操作が必要です。「確認」操作をしない場合、本日起動のジョブネットが実行拒否となります。

注1)

起動条件がそろったが、停止中となって動けない状態です。

注2)

起動条件として待ち合わせるメッセージ事象が設定されているが、待ち合わせ条件を満たすメッセージ事象を受信できていないため、起動されていない状態です。