記述形式
jobschprintcsv -n [-toplevel] [-title] [-sys サブシステム番号] (注) |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
ジョブネットの現在の状態をCSV形式で、標準出力に出力します。
出力結果をファイルに保存すると、ジョブネットの現在の状態を表計算ソフトで管理することができます。(注)
注)
表計算ソフトに取り込む前に、出力結果を表計算ソフトがサポートする文字コードに変換しておく必要があります。
オプション
-n
コマンドの実行ユーザが参照できるジョブネットについて現在の状態を出力します。
-toplevel
子ジョブネット、およびリンクジョブネットを出力しません。階層化されていないジョブネットおよび階層化されているジョブネットのうち第1階層のものを出力します。
-title
指定した場合、1行目にタイトル行が出力されます。
![]()
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
復帰値
復帰値 | 意味 |
|---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了。エラーの内容はエラーメッセージを確認してください。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/bin |
出力項目の説明
出力項目について説明します。
Host Name
本コマンドを実行したサーバのホスト名です。
![]()
Sub System
操作対象のジョブスケジューラに対応するサブシステム番号です。
Project Name
ジョブネットが登録されているプロジェクト名です。
Job Net
ジョブスケジューラに登録されているジョブネット名です。
Job Net Comment
ジョブスケジューラに登録されているジョブネット名称です。
Status
ジョブネットの状態です。
以下に示した13種類の状態から選択表示されます。
正常終了
疑似正常
異常終了
強制終了
警告
実行中
実行待ち
停止中
無効状態
確認済
持ち越し
開始遅延
終了遅延
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウで疑似正常を無効にしている場合は、“疑似正常”状態は“正常終了”状態として表示されることに注意してください。
Scheduled Time
起動予定時刻です。ジョブネットの状態によっては表示されません。
Start Time
前回のジョブネット開始時刻です。ジョブネットの状態によっては表示されません。
End Time
前回のジョブネット終了時刻です。ジョブネットの状態によっては表示されません。
Completion Code
ジョブネットの終了コードです。ジョブネットの状態によっては表示されません。
注意事項
マスタスケジュール管理機能を有効にしている場合は、stemprint -n(-N)コマンドでジョブネットの現在の状態を出力してください。stemprint -n(-N)コマンドを利用することで、状態を出力したい運用日やプロジェクトを絞り込むことができます。stemprint -n(-N)コマンドの詳細は、“6.12 stemprint -n(-N)コマンド”を参照してください。
出力例
コマンドの出力結果の例を以下に示します。(EE版またはGEE版の例)
Host Name,Sub System,Project Name,Job Net,Job Net Comment,Status,Scheduled Time,Start Time,End Time,Completion Code |
上記のファイルを表計算ソフトで表示すると、以下のように表示されます。
