ジョブ実行制御の初期化ファイルは、テキストファイルとして以下の場所に格納されています。
このファイルは、viやメモ帳などのエディタを使用して直接編集できます。
ただし、初期化ファイルの格納パスおよびファイル名は変更しないでください。
ファイル名:
【Windows版】initfile.txt
【UNIX版】initfile
格納パス:
【Windows版】
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.Jm\mpmjessv\user
複数サブシステム運用を行っている場合は以下のようになります。
サブシステム運用していない場合と同じ
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.Jm\mpmjessv\mjesn\user (n =サブシステム番号)
【UNIX版】
/etc/mjes
複数サブシステム運用を行っている場合は以下のようになります。
サブシステム運用していない場合と同じ
/etc/mjes/mjesn (n =サブシステム番号)
記述形式
初期化ファイルの記述形式を以下に示します。各パラメタおよびオペランドの意味については、“B.1.1 初期化ファイルの定義項目一覧”を参照してください。
【Windows版】
system [dfltqueue=キュー名,] maxexec=システム内のジョブの多重度[, dfltprty=優先順位の省略値] queue name=キュー名, maxexec=キュー内のジョブの多重度[, dfltprty=優先順位の省略値][, limittime=ジョブ経過時間の制限値][, maxjob=投入可能ジョブ数][, dfltdprty=ジョブ実行優先度][, host=ホストグループ名] hostgrp name=ホストグループ名, host=(ホスト名(実行多重度)[, …]) prt プリンタの別名=プリンタの本名[, fontname=フォント名, fontsize=フォントサイズ][, orient={port|land}][, form=用紙サイズ] log path=パス名[, keepdays=保存日数] record path=パス名[, keepdays=保存日数] execasuser convert qinactive namechk scriptnocopy clusterip ipaddress jclexitcode jclstdout distexec qstop networkretry interval=リトライ間隔,retry=リトライ回数
【UNIX版】
system [dfltqueue=キュー名,] maxexec=システム内のジョブの多重度[, dfltprty=優先順位の省略値] queue name=キュー名, maxexec=キュー内のジョブの多重度[, dfltprty=優先順位の省略値][, limittime=ジョブ経過時間の制限値][, maxjob=投入可能ジョブ数][, dfltdprty=ジョブ実行優先度] host=ホストグループ名] hostgrp name=ホストグループ名, host=(ホスト名(実行多重度)[, …]) log path=パス名[, keepdays=保存日数] record path=パス名[, keepdays=保存日数] convert qinactive namechk scriptnocopy clusterip ipaddress jclexitcode jclstdout qstop networkretry interval=リトライ間隔,retry=リトライ回数
入力規約
初期化ファイルの入力規約を以下に示します。
パラメタの前には空白のみ入力できます。
1行に複数のパラメタを記述することはできません。
1つのパラメタの定義が複数行にわたる場合は、継続する行の最後尾はパラメタの区切り記号“,”(コンマ)にしてください。
パラメタとオペランドの間は、1つ以上の空白をいれてください。
“=”の前後に空白をいれることはできません。
複数のオペランドを記述する場合、各オペランドは“,”(コンマ)で区切ります。ただし、“,”の前に空白をいれることはできません。
オペランドに使用できる文字は英大文字、英小文字、数字です。以下の特殊文字は使用できません。
注)
パスの指定をする場合は、“\”、“/”、“:”を使用できます。
IPv6形式のIPアドレスで、ホスト名を指定する場合は、“:”を使用できます。
キュー名は、英大文字と英小文字の区別がされません。
systemパラメタおよびqueueパラメタの定義を省略することはできません。
systemパラメタは、queueパラメタよりも先に記述してください。
コメントはコメント行にだけ記述できます。1カラム目に“*”を記述してください。
空白は、半角スペースを使用してください。TABや全角スペースは使用できません。