Systemwalker Operation Managerの動作環境の定義について、概要を以下に示します。
システムの定義
Systemwalker Operation Managerで運用を行うにあたって必要となるシステムにかかわる定義です。
hostsファイルへのホストの定義
Systemwalker Operation Managerのクライアントを利用する場合、Systemwalker Operation Manager Webコンソールを利用する場合、サーバ間でネットワークジョブを運用する場合、およびIPv4/IPv6デュアルスタック環境でSystemwalker Operation Managerサーバを運用する場合に定義します。
ポート番号の変更方法
ポート番号が他製品で使用されている場合に変更が必要です。
システムパラメタのチューニング【UNIX版】
Systemwalker Operation Managerを安定した状態で動作させるため、UNIX版の場合は、システムパラメタのチューニングが必要です。
セキュリティの定義
Systemwalker Operation Managerをセキュアに運用するために必要となる定義です。定義項目を以下に示します。
拡張ユーザ管理機能【UNIX版】
アクセス制御
実行ユーザの制限
監査ログ出力
Systemwalker Operation Manager 共通の定義
Systemwalker Operation Managerでは、各機能固有の環境定義を行う前に、各機能共通の環境定義を行う必要があります。定義項目を以下に示します。
Systemwalker Operation Managerへの監視ホストの定義
ユーザの定義
ユーザの定義(拡張ユーザ管理機能を利用する場合)【UNIX版】
利用者制限の定義
監査ログ出力の定義
Webコンソール/Web APIの暗号化通信(HTTPS通信)の定義
Webコンソール/Web APIを利用する場合に必要です。
複数サブシステム運用の定義
Systemwalker Operation Manager EE版では、1つのサーバで複数のサブシステム(ジョブスケジューラ機能およびジョブ実行制御機能)を動作させることができます。複数のサブシステムを動作させたい場合に定義します。必要な定義項目を以下に示します。
サブシステム環境の作成
サブシステム用のポート番号の設定
複数サブシステム運用の定義は、本節で説明する環境設定が完了した後でも実施可能です。
電源制御の定義
クライアントでのユーザログオンを契機にサーバの電源を投入させる場合は、クライアント側で電源制御機能のコマンドをスタートアッププログラムとして登録します。
ジョブスケジューラの定義
ジョブスケジューラでは、以下の環境定義を行います。
起動パラメタの定義
メッセージテーブルの定義【Windows版】
監視許可ホストの定義
ジョブ実行制御の定義
ジョブ実行制御では、以下の環境定義を行います。
運用情報の定義
信頼ホストの定義
ジョブ所有者情報の定義【Windows版】
実行ユーザ制限リストの定義【UNIX版】
ジョブファイルを検索するPATH環境変数の定義
イベント監視の定義【Windows版】
イベント監視では、以下の環境定義を行います。
イベント監視環境(監視対象ログファイル)の定義
アクション実行環境(メール/ショートメール/COMポート)の定義
業務連携の定義
業務連携では、以下の環境定義を行います。
パスワード管理簿の定義
クライアント業務連携の定義
ホスト情報の定義
Systemwalker Centric Managerと連携する場合の定義
Systemwalker Centric Managerでジョブスケジューラを監視する場合は、Systemwalker Centric Manager側にSystemwalker Operation Managerのクライアント機能をインストールした後、ジョブスケジューラが出力するイベントログをSystemwalker Centric Manager側に定義します。
既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義
すでに運用中のサーバから配付対象の環境定義情報/登録情報を抽出した後、他サーバに配付します。
保守のための定義
Systemwalker Operation Managerの保守のために必要な定義を行います。
プロセス監視機能の定義
保守情報の世代管理を行うための設定
クラウドサービスと連携してオートスケールを利用した分散実行を行う場合の定義
クラウドサービスからの通知により、業務量やリソース使用量に応じて、ホストグループの実行サーバ数を増減できるようにするための定義を行います。