作成したインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行います。以下にインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行う方法を例として、説明します。環境にあった方法でインストールを行ってください。
UNIXにインストールする場合
UNIXにインストールする場合の手順を説明します。
スーパーユーザでログインします。
作成したインストール情報ファイルをインストールするコンピュータにコピーします。
製品メディアをセットします。
製品メディアをドライブ装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、ドライブ装置をマウントします。ドライブ装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。
サイレントインストール用コマンドを実行します。
【Solaris版】
# マウントポイント/Solaris/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y |
【Linux版】
# マウントポイント/Linux/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y |
swinst.ini: インストール情報ファイル
swsilent.shコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。
正常終了の場合:swinst.success
異常終了の場合:swinst.err
Windowsにネットワーク接続でインストールする場合
ネットワーク接続を行ってインストールを行う場合の手順を説明します。
[インストール作業に用いるコンピュータ]
製品メディアをセットします。
製品メディアをセットしたドライブに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。(共有名A)
作成したインストール情報ファイルをインストール作業に用いるコンピュータの任意先にコピーし、コピー先に共有の設定を行います。(共有名B)
[インストール対象のコンピュータ]
ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザでログオンします。
「インストール作業に用いるコンピュータ」の共有名Aと共有名Bに以下のどちらかの方法でネットワーク接続を行います。
管理者権限のコマンドプロンプトから、net useコマンドを実行してネットワークドライブの割り当てを行います。
エクスプローラーを開き、ネットワークドライブの割り当てを行います。
サイレントインストール用コマンドを実行します。
【Windows x86版】
<共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y (注) |
【Windows x64版】
(サーバ用)
<共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y (注) |
(クライアント用)
<共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\Client\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y (注) |
ファイル名: インストール情報ファイル
注)<共有名Bのネットワーク接続ドライブ>に、UNCパスは指定できません。
swsilentコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。
正常終了の場合:swinst.success
異常終了の場合:swinst.err
Windowsにログオン時にインストールを行う場合
ドメイン環境で、ログオンスクリプトを使用してインストールを行う場合の手順を説明します。
[インストール作業に用いるコンピュータ]
インストール作業に用いるコンピュータとは、ドメインコントローラを意味します。
なお、共有名およびインストール情報ファイルは、フルパス、英数字で指定してください。
製品メディアをセットします。
製品メディアをセットしたドライブに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。
共有名には任意の名前を設定します。
作成したインストール情報ファイルをインストール作業に用いるコンピュータの任意先にコピーします。コピーしたインストール情報ファイルに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。共有名には任意の名前を指定します。
ひな型ログオンスクリプトの格納先:
【Windows x86版】
<ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\logonscr_japan.bat |
【Windows x64版】
(サーバ用)
<ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\logonscr_japan.bat |
(クライアント用)
<ドライブ>\Client\tool\sscmd\logonscr_japan.bat |
ログオンスクリプトの設定方法は、OSのマニュアルを参照してください。
[インストール対象のコンピュータ]
インストール対象のコンピュータは、上記の[インストール作業に用いるコンピュータ](ドメインコントローラ)が管理しているドメインに所属している必要があります。
ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザで、PDC(インストール情報ファイルを作成したコンピュータ)のドメインにログオンします。
設定してあるログオンスクリプトが実行されインストールが開始されます。
なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。
正常終了の場合:swinst.success
異常終了の場合:swinst.err
注意
Windowsにインストールする場合、特定条件において、インストール完了時に自動的にSystemwalker Operation Managerが起動されます。
以下のどれかの条件に当てはまる場合は、インストール完了時にSystemwalker Operation Managerは起動されません。
Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合
新規インストールでない場合
製品がバンドルしているMicrosoft Visual C++ 再頒布可能パッケージよりも古いバージョンがインストールされており、再起動が必要な条件に一致した場合