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Systemwalker Operation Manager V17.0.1 導入ガイド

1.5.2 サイレントインストールの実行

作成したインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行います。以下にインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行う方法を例として、説明します。環境にあった方法でインストールを行ってください。

UNIXにインストールする場合

UNIXにインストールする場合の手順を説明します。

  1. スーパーユーザでログインします。

  2. 作成したインストール情報ファイルをインストールするコンピュータにコピーします。

  3. 製品メディアをセットします。

    製品メディアをドライブ装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、ドライブ装置をマウントします。ドライブ装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

  4. サイレントインストール用コマンドを実行します。

    Solaris版】

    # マウントポイント/Solaris/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y

    Linux版】

    # マウントポイント/Linux/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y

    swinst.ini: インストール情報ファイル

    swsilent.shコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。

    なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。

    正常終了の場合:swinst.success
    異常終了の場合:swinst.err

Windowsネットワーク接続でインストールする場合

ネットワーク接続を行ってインストールを行う場合の手順を説明します。

[インストール作業に用いるコンピュータ]

  1. 製品メディアをセットします。

  2. 製品メディアをセットしたドライブに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。(共有名A)

  3. 作成したインストール情報ファイルをインストール作業に用いるコンピュータの任意先にコピーし、コピー先に共有の設定を行います。(共有名B)

[インストール対象のコンピュータ]

  1. ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザでログオンします。

  2. 「インストール作業に用いるコンピュータ」の共有名Aと共有名Bに以下のどちらかの方法でネットワーク接続を行います。

    • 管理者権限のコマンドプロンプトから、net useコマンドを実行してネットワークドライブの割り当てを行います。

    • エクスプローラーを開き、ネットワークドライブの割り当てを行います。

  3. サイレントインストール用コマンドを実行します。

    Windows x86版】

    <共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y  (注)

    Windows x64版】

    (サーバ用)

    <共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y  (注)

    (クライアント用)

    <共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\Client\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bのネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y  (注)

    ファイル名: インストール情報ファイル
    注)<共有名Bのネットワーク接続ドライブ>に、UNCパスは指定できません。

    swsilentコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。

    なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。

    正常終了の場合:swinst.success
    異常終了の場合:swinst.err

Windowsログオン時にインストールを行う場合

ドメイン環境で、ログオンスクリプトを使用してインストールを行う場合の手順を説明します。

[インストール作業に用いるコンピュータ]

インストール作業に用いるコンピュータとは、ドメインコントローラを意味します。

なお、共有名およびインストール情報ファイルは、フルパス、英数字で指定してください。

  1. 製品メディアをセットします。

  2. 製品メディアをセットしたドライブに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。

    共有名には任意の名前を設定します。

  3. 作成したインストール情報ファイルをインストール作業に用いるコンピュータの任意先にコピーします。コピーしたインストール情報ファイルに対し、エクスプローラーで共有の設定を行います。共有名には任意の名前を指定します。

    ひな型ログオンスクリプトの格納先:

    Windows x86版】

    <ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\logonscr_japan.bat

    Windows x64版】

    (サーバ用)

    <ドライブ>\MAIN\tool\sscmd\logonscr_japan.bat

    (クライアント用)

    <ドライブ>\Client\tool\sscmd\logonscr_japan.bat

    ログオンスクリプトの設定方法は、OSのマニュアルを参照してください。

[インストール対象のコンピュータ]

インストール対象のコンピュータは、上記の[インストール作業に用いるコンピュータ](ドメインコントローラ)が管理しているドメインに所属している必要があります。

ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザで、PDC(インストール情報ファイルを作成したコンピュータ)のドメインにログオンします。

設定してあるログオンスクリプトが実行されインストールが開始されます。

なお、インストールの結果は、インストール情報ファイル作成時に設定したインストール結果出力先に、下記ファイル名で出力されます。必要に応じて参照してください。

正常終了の場合:swinst.success
異常終了の場合:swinst.err


注意

Windowsにインストールする場合、特定条件において、インストール完了時に自動的にSystemwalker Operation Managerが起動されます。

以下のどれかの条件に当てはまる場合は、インストール完了時にSystemwalker Operation Managerは起動されません。

  • Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合

  • 新規インストールでない場合

  • 製品がバンドルしているMicrosoft Visual C++ 再頒布可能パッケージよりも古いバージョンがインストールされており、再起動が必要な条件に一致した場合