インストール後の注意事項について説明します。
“FJQSS(資料採取ツール)”および“アンインストールと管理(ミドルウェア)”について
Systemwalker Operation Managerをインストールすると、以下のメニューが作成されます。(インストール済の富士通ミドルウェア製品が他に存在しない場合)
[スタート]-[FJQSS(資料採取ツール)]
[スタート]-[Fujitsu]-[アンインストールと管理(ミドルウェア)]または[スタート]-[アンインストールと管理(ミドルウェア)]
“FJQSS(資料採取ツール)”は、Systemwalker Operation Managerに組み込まれているトラブル発生時の調査資料採取ツールです。
“FJQSS(資料採取ツール)”の詳細については、[スタート]-[FJQSS(資料採取ツール)]-[FJQSS ユーザーズガイド]で表示されるマニュアルを参照してください。
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”は、富士通ミドルウェア製品共通のツールです。インストールされている富士通ミドルウェア製品情報の管理や製品のアンインストーラの起動を行います。本ツールは、Systemwalker Operation Managerに組み込まれている“FJQSS (資料採取ツール)”に加えて、他の富士通ミドルウェア製品情報も管理します。
Systemwalker Operation Managerのアンインストールについては、“1.6.3 Windowsからのアンインストール”を参照してください。
NetBIOS over TCP/IPについて
本ソフトウェアをドメインユーザで使用する場合、NetBIOS over TCP/IPを有効にしておきます。NetBIOS設定で[既定値]または[NetBIOS over TCP/IPを有効にする]が選択されている必要があります。
[既定値]または[NetBIOS over TCP/IPを有効にする]になっていない場合は、以下の手順でNetBIOS over TCP/IPを有効にしてください。
以下の手順でローカルエリア接続のプロパティを開きます。
[コントロールパネル]の[ネットワークと共有センター]から[イーサネット]を選択し、プロパティを開きます。
[インターネットプロトコル(TCP/IP)]を選択した後、[プロパティ]ボタンをクリックし、プロパティウィンドウを開きます。
[詳細設定]ボタンをクリックし、[TCP/IP詳細設定]ウィンドウを開きます。
[WINS]タブで[NetBIOS over TCP/IPを有効にする]オプションボタンを選択します。
Serverサービスについて
本ソフトウェアを使用する場合、Serverサービスを停止しないでください。インストール時には、Serverサービスは自動起動になっています。
イベントログについて【Windows版】
Windowsのイベントログが容量不足で書き込みができないと、Systemwalker Operation Managerが正しく動作しない場合があります。以下の設定例を参考に、イベントログの設定を見直してください。
Windowsのイベントビューアを起動し、[アプリケーションのプロパティ]ウィンドウを開きます。
[ログサイズが最大値に達したときの動作]として、[必要に応じてイベントを上書きする]を設定します。
IPv6シングルスタック環境について
IPv6シングルスタック環境では、Systemwalker Operation ManagerのWebサーバを構築することはできません。
Windows Defenderについて
Systemwalker Operation Managerをインストールすると、Windows Defenderの履歴に「警告レベル:不明」として記録されることがありますが、そのままお使いいただいて問題ありません。Systemwalker Operation Managerクライアントプログラムに関する項目には、履歴のリソース欄に以下の表記を含んでいます。
service:
F3CVSERV
MpAosfX
Mpinst *1
*1)インストール時に一時的に登録
runkey:
mpaosfac