クライアント(CT)を起動しましたが、ポリシーが反映されません。
対象となるバージョン
Systemwalker Desktop Keeper V14.0.0以降
原因1
管理サーバのサービスが停止している可能性があります。
対処方法
管理サーバのサービスを開始してください。
[サーバ設定ツール]を起動し、[サービス]メニューから[サービス起動]を選択してください。
原因2
クライアント(CT)で通信する以下のポートが開いていない可能性があります。
10010(インストール時の初期値)
確認ポイント
上記ポートが開いているか、管理サーバ側より以下のコマンドを実行して確認してください。
telnet [接続先管理サーバのIP アドレス] ポート番号
接続できない場合は、エラーが表示されます。
接続できた場合は、画面上の文字が消え、カーソルの点滅だけの画面になります。
対処方法
ファイアーウォール(パーソナルファイアーウォール含む)の設定で以下のポートを開いてください。
10010(インストール時の初期値)
原因3
管理サーバ/統合管理サーバの名前解決(正引き、逆引き)ができていない可能性があります。
対処方法
DNSの設定見直しや、管理サーバおよびクライアント(CT)のhostsやlmhostsにIPアドレス、ホスト名を記述することで名前解決(正引き、逆引き)できるようにしてください。
原因4
NAT環境(管理サーバからクライアント(CT)に通信できない環境)で運用している可能性があります。
対処方法
NAT環境での運用はSystemwalker Desktop Keeperではサポート対象外です。
原因5
クライアント(CT)が接続している管理サーバのIP アドレスが間違っている可能性があります。
対処方法
対象クライアント(CT)の接続先管理サーバのIP アドレスを正しく設定してください。
手順については、“運用ガイド 管理者編”の“接続先の管理サーバ/統合管理サーバを変更する”を参照してください。
原因6
CTポリシーとユーザーポリシーとでは、ユーザーポリシーが優先して適用されます。そのため、CTポリシーが反映されていない可能性があります。
確認ポイント
クライアント(CT)に、ユーザーポリシーが設定されていないか、確認してください。
対処方法
ユーザーポリシーが反映されている場合は、以下の対処を実施してください。
該当するユーザーを削除してください。
ユーザーポリシーを無効に設定してください。
ユーザーポリシーとCTポリシーの内容を同じにしてください。
クライアント(CT)にログインするユーザーを変更してください。
原因7
グループポリシーが適用されている可能性があります。CTポリシーとユーザーポリシーそれぞれにグループポリシーがあります。そのため、意図したポリシーが反映されていない可能性があります。
対処方法
V13.2.0以降の場合は、管理コンソールを起動し該当のクライアント(CT)または、ユーザーに適用されているポリシーを確認してください。
クライアント(CT)または、ユーザーの[適用ポリシー]が[グループ]になっている場合は、グループポリシーが適用されています。
グループポリシーが適用されている場合、意図したポリシーかを確認してください。
原因8
緊急対処によりクライアント(CT)のネットワーク無効化が行われている可能性があります。
確認ポイント
クライアント(CT)のタスクトレイ通知領域のアイコンを確認します。
アイコンの詳細については“運用ガイド クライアント編”の“緊急対処を解除する”を参照してください。
アイコンが表示されている場合は、緊急対処が実施されています。
対処方法
クライアント(CT)のセキュリティリスク問題を解決後、緊急対処を解除してください。
解除方法については“運用ガイド 管理者編”の“緊急対処を解除する”を参照してください。
原因9
iNetSec SFによりクライアント(CT)のネットワーク遮断が行われている可能性があります。
確認ポイント
iNetSec SFのマニュアルを参考に、マルウェア検知時の動作および該当クライアント(CT)の現状ステータスを確認してください。
対処方法
クライアント(CT)のセキュリティリスク問題を解決後、iNetSec SFのマニュアルを参考に、ネットワーク遮断を解除してください。