Citrix XenApp監視機能をバージョンアップする方法について説明します。
Citrix XenAppにて、公開アプリケーションから正常にログオフした後にアクティブ状態のセッションが残る場合があります。これはバックグラウンドで動作しているプロセスに終了が通知されないために発生しており、Citrix XenAppの設定により回避できる場合があります。
設定方法については、Citrix社に確認してください。なお、設定方法に関してCitrix社から公開されている情報のドキュメントIDはCTX102282です。公開情報を元に設定を追加するプロセスのファイル名は以下のものを指定してください。
fsw11eja.exe,fsw21ej0.exe,fsw21ej6.exe
(Citrix XenAppのバージョンによってはワイルドカードを指定した設定(fsw11*.exe,fsw21*.exe)も可能ですが、XenApp6.5ではワイルドカードでの指定は正しく動作しません。)
バージョンアップを行う場合、ファイル持出しユーティリティなどのアプリケーションを終了する必要があります。
Citrix XenApp監視機能を上書きインストールしてください。手順は以下のとおりです。“4.2 バージョンアップの流れ”に沿って下記の手順を実行してください。
Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了します。
Systemwalker Desktop KeeperのDVD-ROMをPCにセットすると、インストール画面が表示されます。
「Citrix XenApp監視 インストール」を選択します。
インストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
注意
本製品の製品メディアをDVD-ROM装置にセットできない場合は、製品メディアからISOイメージファイルを作成して、インストール先のコンピュータにコピーし、ISOイメージファイルのアイコンをダブルクリックするなどの方法でマウントしてください。
「Citrix XenApp監視 セットアップへようこそ」画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。
「印刷監視方式の設定」画面が表示されるので、[この端末で設定されているすべてのプリンタでの印刷を監視する(推奨)]を選択選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
注意
プリンタサーバをサーバ系OS以外にした場合の設定について
サーバ系のOS以外を、プリンタサーバにしている場合は、[この端末で設定されているすべてのプリンタでの印刷を監視する(推奨)]を設定して運用したとき、プリンタサーバに10台以上接続して印刷できなくなります。この場合は[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を設定してください。[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を設定する場合は、“2.5.1.1 ウィザード形式でインストールする”の手順10.を参照してください。
「インストール準備の完了」画面が表示されます。
インストールを開始する場合は、[インストール]ボタンをクリックします。インストール処理が開始されます。
設定した内容を確認または、変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。
処理が正常に完了すると、「インストール完了」画面が表示されます。
プログラムを使用するには、OSを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]