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Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド

1.1 導入に関する留意事項

Systemwalker Desktop Keeperを導入する場合の留意事項を示します。
なお、各機能に関する留意事項は“運用ガイド 管理者編”の“機能に関する留意事項”を参照してください。

ネットワーク環境

仮想環境

インストーラ

管理サーバ/統合管理サーバ

ログアナライザサーバ

中継サーバ

中継サーバを再導入した場合、データベースへの接続情報が初期化されます。中継サーバの設定変更コマンド(SDSVSetMS.EXE)を利用して、データベースへの接続情報を再設定してください。コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“SDSVSetMS.EXE(中継サーバの設定変更)”を参照してください。

管理コンソール

3階層のシステム構成において、管理サーバ/統合管理サーバそれぞれに管理コンソールを設置できます。複数の管理コンソールからポリシーの設定がされた場合、最後に設定したポリシーがクライアント(CT)に反映されます。

Citrix XenApp監視機能

クライアント(CT)

シャットダウンまたは再起動する場合

管理サーバ/統合管理サーバで、シャットダウン、または再起動する場合は、必ず以下の手順で行ってください。

注意

サーバの確実な停止方法について

データベースに格納される前のクライアント(CT)のログが失われることを防止するため、必ず以下の手順を実行してください。

  1. 管理サーバ/統合管理サーバで、Windowsのサービス画面を表示し、以下の各サービスを選択して、[操作]メニューから[停止]を選択します。なお、停止するまでに30秒から1分程度かかる場合があります。また、SWServerServiceを起動した直後や日付が変更になったとき(午前0時)は、データベースの空き容量の確認が動作するため、確認動作が終了するまでの約15分間は、サービスが停止しないことがあります。時間をおいて、停止を確認してください。

    • SWLevelControlService

    • SWServerService

    • SWSecureCommunicationService(セキュア通信を設定している場合のみ)

    • PostgreSQL RDB SWDTK

  2. 管理サーバ/統合管理サーバを、シャットダウンまたは再起動します。

リモート操作の制限について

以下に該当する環境では、Windowsの「リモートデスクトップ接続」など、Windowsターミナルサービス経由の操作はできません。リモート接続のセッションが残っている場合も同様です。リモート接続した後は、必ずログオフしてください。

システムバックアップを行う場合

管理サーバ/統合管理サーバ/ログアナライザサーバでシステムバックアップを行うソフトウェアを使用してシステムのバックアップを行う場合、以下の点に注意してください。

64ビット対応について

C++再頒布可能パッケージのインストール中に表示されるエラーメッセージについて

以下のエラーメッセージが出力される場合があります。

以下の対処を実施してください。

  1. OKを押してインストールを続行させてください。

  2. インストールしようとしたコンポーネントのインストーラ配下にあるC++再頒布可能パッケージフォルダ(※1)で始まるフォルダ配下のexeファイル全てを手動で実行し、Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージをインストールしてください。(※2)

  3. 再度製品をインストールしてください。

※1 各コンポーネントのインストーラ配下にあるC++再頒布可能パッケージフォルダは以下です。

※2 手動で実行しても同じエラーが出る場合は何度か繰り返してください。解決しない場合は、以下の対策後実施してください。

ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索の設定について

以下のフォルダをウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンの対象から除外してください。

Internet Explorerを使用する場合

Webコンソールのサイト(URL)が属するゾーンについて

WebコンソールのサイトにアクセスするPCでは、Internet Explorerのセキュリティレベルの設定を必要に応じて行ってください。
Webコンソールのサイト(URL)が属するゾーンのセキュリティレベルが、以下に示すレベルより高い場合、正常に動作しない場合があります。

上記の理由で正常動作しない場合、Webコンソールのサイト(URL)を上記と同等以下のセキュリティレベルのゾーンに所属させるか、現在所属しているゾーンのセキュリティレベルを下げる必要があります。

通常、[イントラネット]または[信頼済みサイト]のゾーンは上記のセキュリティレベルが既定となっているため、どちらかのゾーンの[サイト]にWebコンソールのサイト(URL)を登録することをおすすめします。

なお、Webブラウザを表示させた際に属しているゾーン(「イントラネット」、「インターネット」など)は、ファイル・メニューの[プロパティ]を選択することで表示されるプロパティ・ページの中ほどの[ゾーン]項目で確認することができます。

【ファイルのダウンロードが成功しない場合の設定について】

Webコンソールのサイトでは必要に応じてファイルをダウンロードする場合があります。
ファイルをダウンロードする操作としては以下があります。

上記のファイルのダウンロード操作を行った場合、保存先のファイル名を入力した後に[~コピーしました]の画面が表示されたままダウンロードに時間がかかる、またはダウンロードが終了しない場合があります。
その場合、以下の設定の変更を行ってください。

  1. Systemwalker Desktop Keeperのサイト(URL)を信頼済みサイトに登録し、Internet Explorer®の[SmartScreen フィルター機能]を無効にします。
    なお、この設定を行う事で、信頼済みサイトに登録している全てのサイトで[SmartScreen フィルター機能]が無効になります。

  2. ログビューアを起動し[ログイン]画面を表示します。[ログイン]画面を表示したままで以下の設定を行ってください。ログビューアの起動方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“ログビューアを起動する”を参照してください。

  3. Internet Explorer®のメニューより[ツール]-[インターネットオプション]を選択し、[インターネットオプション]画面を表示します。

  4. [セキュリティ]タブを開き、[信頼済みサイト]のアイコンをクリック後、[サイト]ボタンをクリックします。[信頼済みサイト画面]を表示します。

  5. [このWebサイトをゾーンに追加する]にSystemwalker Desktop Keeperのサイト(URL)が設定されている事を確認し、[追加]ボタンをクリックします。

  6. [信頼済みサイト画面]で[閉じる]ボタンをクリックして画面を閉じます。

  7. [インターネットオプション]で[信頼済みサイト]のアイコンを選択し、[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックします。

  8. [セキュリティ設定 - 信頼されたゾーン]画面で設定の中から、[その他]-[SmartScreen フィルター機能を使う]を探し[無効にする]をクリックします。

  9. [セキュリティ設定 - 信頼されたゾーン]画面で[OK]ボタンをクリックして画面を閉じます。

  10. [インターネットオプション]画面で[OK]ボタンをクリックして画面を閉じます。

Systemwalker Desktop Patrolと連携する場合の設定について

Systemwalker Desktop Patrolと連携し、Internet Explorerを使用する場合、以下の設定を行ってください。

  1. [インターネットオプション]-[セキュリティ]タブを開きます。

  2. Systemwalker Desktop KeeperおよびSystemwalker Desktop Patrolのサイト(URL)が所属するゾーンを選択して[レベルのカスタマイズ]をクリックし[セキュリティ設定]画面を開きます。

  3. 設定欄で[その他]グループにある[異なるドメイン間のウィンドウとフレームの移動]を[有効] にします。

  4. [セキュリティ設定]画面で[OK]をクリックします。

  5. [セキュリティ]タブで[適用]または[OK]をクリックします。