Systemwalker Desktop Patrol V16.1.0で追加・変更された機能について説明します。
動作OSの追加
以下のOSに新規に対応しました。
Windows Server 2022
詳細は、“解説書”の“動作OS”を参照してください。
海外拠点PCの一元管理
海外の部門管理者/利用者向けに英語OSにも対応し以下の機能を提供することで、国内PCと同じポリシーで一元管理を可能にします。
国内の管理システムによる海外拠点PCの一元管理機能
海外拠点PC利用者向けのクライアント画面の英語表示機能
海外拠点PC管理者向けの管理画面の英語表示機能
インベントリ情報におけるCT動作言語情報の表示
CTから通知されたCT動作言語情報をインベントリ情報として収集し、メインメニューの[PC情報]-[インベントリ情報]に表示が可能となりました。
[表示項目設定]画面で[CT動作言語]を[表示項目]に追加すると、[インベントリ情報]のPC一覧にも、項目としてCT動作言語情報が表示されます。
表示内容 | 情報の説明 |
---|---|
日本語 | 日本語表示のV16.1.0以降のCTがインストールされています。 |
英語 | 英語表示のV16.1.0以降のCTがインストールされています。 |
不明 | コマンドモードCTまたはV16.0.0以前のCTがインストールされています。 |
また、このCT動作言語情報を指定して、PC検索が行えます。
ネットワークセキュリティ製品連携による検疫連携機能
セキュリティパッチの未適用状態が猶予期間を超過した際に、ネットワークセキュリティ製品と連携してネットワーク遮断する機能を新規に追加しました。Systemwalker Desktop Patrolが自動的に遮断することで、管理者の遮断パッチの指定と端末監視/アナウンスの負担が軽減されます。また猶予期間中の予告通知により、業務影響なく運用できます。
セキュリティパッチのダウンロード先切替機能(ローカルブレイクアウト機能)
WSUS/クイック実行形式のセキュリティパッチのローカルブレイクアウト機能を新規に追加しました。社内ネットワークを利用せず、セキュリティパッチの配信を行うことが可能となります。この機能により、社内ネットワークの負荷軽減を図り業務への影響を少なくする効果があります。
ネットワークセキュリティ製品連携による検疫連携機能とローカルブレイクアウト機能の設定コマンド同梱について
ネットワークセキュリティ製品連携による検疫連携機能とローカルブレイクアウト機能について、以下の2つの設定コマンドが利用できるようになりました。Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMに格納されていますので、必要に応じてご利用ください。
ネットワークセキュリティ製品連携による検疫連携機能設定コマンド
本コマンドにより、セキュリティパッチの未適用状態が猶予期間を超過した際に、ネットワークセキュリティ製品と連携してネットワーク遮断することが可能となります。
格納先は以下です。
<Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMドライブ>:\utilities\tool\Network_product_linkage\SWDTPTOOL_BlockNetwork
ローカルブレイクアウト機能設定コマンド
本コマンドにより、社内ネットワークを利用せず、WSUS/クイック実行形式のセキュリティパッチの配信を行うことが可能となります。
格納先は以下です。
<Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMドライブ>:\utilities\tool\Network_product_linkage\SWDTPTOOL_LBO
クイック実行形式のセキュリティパッチの配信/適用機能の対象製品を追加
Office2021に対して、クイック実行形式のセキュリティパッチの配信/適用機能の対象製品として追加しました。
これにより、クイック実行形式のOffice2021の更新管理が可能となります。
WSUS連携機能の改善
WSUS連携機能の更新プログラムの適用状況を確認する[WSUS]-[更新プログラム]画面で[適用外]が表示されるようになりました。これにより、Windows 11へアップグレードするFeature Updateを配信した際、Windows 11にアップグレードできない端末を[適用外]として把握できます。
Windows 11へアップグレードするFeature Updateなど、使用許諾契約書の承認が必要な更新プログラムをWSUS連携機能では、承認できませんでしたが、承認できるようになりました。