Systemwalker Desktop Patrol V16.2.0で追加・変更される機能について説明します。
WSUSの更新プログラム配信におけるCTによる配信中継
WSUSによる更新プログラムの適用で、更新プログラムの配信を中継する機能を提供します。
CSに集約されたインベントリ情報を元に CSがセグメント内の一定数のCTを自動選択し、選択されたCTは先行して更新プログラムを受信します。その後、選択されたCTは配信中継CTとなり、他のCTは配信中継CTからも更新プログラムをダウンロードできます。これにより、WSUSサーバからのダウンロード総量を減らし、ネットワーク負荷を軽減することができます。
WSUSによる更新プログラムのダウンロードのみ先行で実施
WSUSによる更新プログラムの適用の際、ダウンロードのみ先行で実施する機能を追加しました。
更新プログラムのダウンロードを事前に実施することで、管理者が意図した時間帯にインストールを開始できるようになります。
CSのサーバ移行を伴うバージョンアップについて
旧バージョンのCSのデータを移出して新バージョンのCSに対して移入できるようになりました。これにより、サーバマシンを移行してバージョンアップできます。
また、Systemwalker Desktop Patrol V15.1.1~V16.0.0で32ビット製品を使用されている場合、64ビット製品へのデータ移行が行えます。
CSのホスト名変更について
CSのホスト名を変更できるようになりました。
マスタ管理情報のユーザー管理情報パスワード入力長の拡大
メインメニューまたはACでログインするときに指定するパスワードについて、最長半角12文字でしたが半角64文字まで指定可能となります。なお、指定可能な文字種には変更はありません。
スタートメニューのブラウザ変更について
以下の操作で起動した場合、ユーザーが設定しているブラウザで起動されます。
CSでのスタートメニューからの、メインメニュー/ダウンロードメニュー/オンラインマニュアルの表示
対応する仮想OSの追加
以下の仮想OSに新規に対応しました。
CS/DS
VMware vSphere 8.0
CT/AC/ADT
VMware vSphere 8.0
VMware Horizon 8.0 2203,2206,2209,2212,2303
Citrix XenDesktop 7.6 LTSR
Citrix Virtual Apps and Desktops 2203 LTSR ,2209,2212,2303,2305