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Interstage List Works V11.0.0 操作手引書 利用者編
FUJITSU Software

5.1 帳票の印刷

クライアント端末に接続されたプリンタ、プリンタサーバに接続されたプリンタなどに帳票を印刷します。ページ単位や、必要な部分だけを選択して印刷できます。


帳票がリスト管理サーバへ登録されたときに持つ印刷に関する情報を、印刷属性と呼びます。

帳票が持つ印刷属性に従って印刷できます。

印刷属性には以下の種類があります。指定された印刷属性は、印刷するプリンタでサポートしている印刷属性のみ有効になります。プリンタでサポートされていない印刷属性は、帳票に設定されている印刷属性が有効となりません。

富士通ホスト帳票の場合、「用紙方向」、「印刷倍率」、「用紙サイズ」のみが有効となります。(リストナビ、リストビューアの場合)

帳票の印刷では、ページレイアウトの設定、印刷イメージの確認、印刷のダイアログボックスの非表示、印刷する記入情報の選択ができます。


以下の状態の帳票が印刷できます。

帳票を印刷する方法

ローカル印刷

クライアント端末のオペレーティングシステムに定義されているプリンタに帳票を出力します。

帳票をローカル印刷するときは、【印刷】ダイアログボックスでプリンタを切り替えても印刷設定(用紙方向、用紙サイズ、両面印刷指定、給紙口)は引き継がれます。


ページレイアウトの設定

【ローカル印刷】ダイアログボックスから表示される【ページ設定】ダイアログボックスの初期値は、以下の手順で表示される【ページ設定】ダイアログボックスで設定した値です。

印刷する帳票のページレイアウトの設定では、以下の設定ができます。

印刷方法の設定

複数の帳票を選択して印刷を行う場合、最初に1回だけ、【印刷】ダイアログボックスで印刷方法を設定すれば、以降の帳票を同じ設定で印刷することもできます。

設定値

引き継ぐことのできる設定値を以下に示します。

ローカル印刷

「印刷範囲(ページ指定)」、「印刷部数」


帳票のフォント

ローカル印刷するときの帳票のフォントは、リストビューアの【オプション】ダイアログボックス(リストビューア)-【フォント】タブの設定に従います。

また、Webクライアントのローカル印刷の場合は、帳票を表示している画面の【オプション】ダイアログボックス(Webクライアント)-【フォント】タブの設定に従います。


記入情報のある帳票を印刷するときは

複数の帳票を印刷するときの印刷方法の設定

複数の帳票を印刷するときの設定ができます。

印刷方法を設定するには、“3.1.5 複数の帳票を印刷するときの印刷方法を設定する”を参照してください。

ID印刷

運用形態によっては、リスト管理サーバの帳票を印刷した場合、以下の順序で情報を印刷プレビューに表示し、印刷することができます。

注意

ID印刷の注意事項

  • ID印刷の情報が指定された帳票に対して印刷を実行した場合、以下の機能については、印刷そのものが抑止されます。

    • ローカル印刷での検索結果の行一覧の印刷

    • ローカル印刷での表形式一覧の印刷

    • ローカル印刷での選択範囲の印刷

  • ID印刷の指定によっては、「記入なし」が印刷されます。

  • ID印刷のユーザID は、依頼者名になります。

  • ID印刷の印刷日時は、印刷を開始した日時になります。

  • ページごとに印刷IDが印刷されます。複数ページを1枚の用紙に印刷した場合は、ページ数分、印刷IDが印刷されます。

  • 印刷IDはページ設定の「印刷倍率」に従って、拡大/縮小されて印刷されます。

  • 印刷開始原点を(0,0)とみて、プリンタの印刷禁止域を除いた位置から印刷されます。

  • ID印刷の文字は最前面に印刷されます。

  • 間違ったフォント名、クライアント端末に存在しないフォント名を指定した場合は、「MSゴシック」で印刷されます。

  • ID印刷を指定した帳票を含んで「帳票を連結表示」した場合は、連結されたすべての帳票にID印刷情報が印刷されます。

  • 連結対象の帳票に、ID印刷を指定した帳票が複数あった場合、「ユーザID」「印刷日時」「記入の有無」の指定は、論理和として扱われます。

    「ユーザID」「印刷日時」「記入の有無」以外は、ID印刷を行う帳票に指定されたID印刷関連の情報に従って印刷されます。ID印刷の情報の設定については、運用管理者に確認してください。


    例)以下の条件の帳票を帳票「A」、帳票「B」、帳票「C」の順で連結表示した場合、「ユーザID」「印刷日時」「記入の有無」が印刷されます。

    「ユーザID」「印刷日時」「記入の有無」以外のID印刷関連の情報は、帳票「B」の情報が適用されます。

    • 帳票「A」→ID印刷しない

    • 帳票「B」→「記入の有無」だけ印刷する

    • 帳票「C」→「ユーザID」「印刷日時」だけ印刷する


注意

印刷するときの注意事項

  • オーバレイや図形は、プリンタの解像度や印刷倍率の違いにより、印刷した結果(線の太さ、網がけなど)が異なる場合があります。

  • バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行う前にバーコードを印刷し、読み込めることを確認してから使用してください。

  • List Worksでは、Windowsの「通常使うプリンタ」とは別に、List Worksのデフォルトのプリンタとして、ローカル印刷のページ設定で指定したプリンタ情報を保存しています。プリンタの入れ替えなどで、ページ設定のプリンタの設定で指定したプリンタが接続されていない環境に変更された場合は、ページ設定のプリンタの指定で新しいプリンタを指定する必要があります。

  • 【印刷】ダイアログボックスを表示する場合、ネットワークの問題や負荷により、処理に時間がかかる場合があります。 その場合は、以下のいずれかの対処を行ってください。

    • ネットワークの問題が発生している場合は、問題を解決した後に再度実行してください。

    • ネットワークの負荷が高い場合は、しばらくしてから再度実行してください。

    • 使用していないプリンタがある場合は、そのプリンタを削除してください。