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Interstage List Works V11.0.0 APIリファレンス
FUJITSU Software

1.4.11 LW_CreatePDFFile(帳票のPDF変換)

記述形式

int  LW_CreatePDFFile(LWAPIHANDLE   iServerApiHandle,
                      char *        lpSplFilePath,
                      char *        lpPDFDirPath,
                      char *        lpPDFFileName)

機能

帳票をSPL形式からPDF形式に変換します。


パラメタの説明

iServerApiHandle

サーバAPI識別子を指定します。

lpSplFilePath

PDFに変換するList Works帳票の論理パスを指定します。必ず指定します。

本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。

lpPDFDirPath

PDFファイルを格納するフォルダの物理パスを指定します。必ず指定します。

本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。

フォルダの物理パスには、実際に存在するパスを指定してください。

lpPDFFileName

生成するPDFファイルの名前を指定します。本情報の最終文字にはNULLが設定されている必要があります。

本情報を省略する場合はNULLを指定します。省略された場合は、lpSplFilePathで指定したList Works帳票のファイル名の拡張子を“.pdf”に変更したファイル名で作成します。

なお、指定したPDFファイルの名前に拡張子“.pdf” が付加されていない場合でも、自動的に拡張子“.pdf”が付加したファイル名で作成します。


復帰値

0

正常終了しました。

-1

異常終了しました。


注意

  • LW_CreatePDFFile()を使用するには、List WorksサーバにList Creator Enterprise Editionがインストールされている必要があります。

  • lpPDFDirPathおよび、lpPDFFileNameに全角文字(半角カナ含む)を指定した場合、動作は保証されません。

  • 変換が可能な最大ページ数は8000ページです。ページ数が8000ページを超える帳票を指定した場合はエラーになります。大量ページのPDF変換は、サーバの負荷が非常に高くなるため、8000ページを上限としています。

  • PDF変換された帳票を見るためには、Adobe Readerが必要です。

  • 変換時にフォントはエンベッドされません。このため、環境によってはフォントが正しく表示されないことがあります。

  • lpPDFDirPathおよび、lpPDFFileNameで指定されたファイルと同一のファイルが存在する場合、そのファイルに上書きします。

  • lpPDFDirPath および、lpPDFFileName に指定したファイルの物理パスの合計が、256バイトを超えた場合はエラーになります。

  • 帳票に記入情報が設定されている場合は、PDF変換時に記入情報は反映されません。

  • PDFに変換する帳票は、保管フォルダ内に登録されている必要があります。

  • List CreatorのPDFフォント登録機能には対応していません。MS明朝、MSゴシック以外のフォントは、すべてMS明朝として変換されます。

  • 変換後のPDFファイルは、変換前の帳票と比べて、面塗り属性、線属性、バーコードなどが多少異なる場合があります。

    PDF変換時の制限事項や注意事項については、“List Creatorのマニュアル”も合わせて参照してください。
  • PDF変換後のバーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態により精度が変わるため、実際の運用を行う前に、読み込めることを確認してから使用してください。

  • 仕分け機能で旧バージョンのWindows版からLinux版に一般アプリ帳票が登録された場合、一般アプリ帳票の図形データ(表、罫線など)およびバーコードは変換されません。

  • List CreatorデザイナやFORMのPowerFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL6)の場合、矩形オーバレイ文字は表示されません。

  • オーバレイはベクトルオーバレイ、ドットオーバレイの順に変換されます。

  • 変換後のPDFファイルは、印刷データ/オーバレイに設定されている色が有効となります。設定されていない場合はモノクロとなります。

  • ID印刷によって出力される情報はPDF変換されません。

  • 組み込みメディアがクリッピングされている場合、解像度に関わらず72dpiで変換されます。このため、変換後のPDFファイルでは、組み込みメディアが変換前の帳票と異なる場合があります。

  • エラーが発生し、エラーの原因が特定できない場合は、リスト管理サーバの実行履歴を参照してください。


参考

異常終了した場合に以下のサーバ機能APIを実行すると、エラーの詳細を取得することができます。

エラーコードの取得

LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)

LW_GetServerApiErrCodeについては、“1.3.1 LW_GetServerApiErrCode(サーバ機能APIエラーコード取得)”を参照してください。
エラーメッセージの取得

LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)

LW_GetServerApiErrMsgについては、“1.3.2 LW_GetServerApiErrMsg(サーバ機能APIエラーメッセージ取得)”を参照してください。