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Interstage List Works V11.0.0 運用手引書
FUJITSU Software

7.5.3 印刷データの登録

富士通ホストでは資源転送用アプリケーション、List Worksサーバでは資源受信用アプリケーションを利用して、List Worksサーバにバイナリモードで転送します。そのあと、受信した印刷データを帳票登録コマンドで受信フォルダに転送します。

受信フォルダに転送された印刷データは、受信フォルダの振り分け定義、またはOSIV LISTVIEWの帳票情報に従って振り分けられ、登録されます。

注意

  • 帳票登録コマンドで印刷データを登録する際に、オーバレイはベクトルオーバレイを優先して使用します。

  • ベクトルオーバレイと同一名のドットオーバレイが登録されている場合、そのドットオーバレイを使用して印刷データを登録するには、ベクトルオーバレイを移動してから帳票登録コマンドで登録してください。

(1) lvrcvlstコマンド

lvrcvlstコマンドを使用します。

lvrcvlstコマンドは、ファイル転送により、List Worksサーバに一時的に格納されたファイルのファイル名(フルパス)と受信フォルダ名を指定して実行することにより、登録されます。

また、登録時に以下の設定により、振り分けを行うことができます。

注意

  • 登録できるList Works帳票のファイルサイズは、1.8ギガバイトまでです。最大ページ数は、印刷データにより異なりますが、通常、約20万ページです。1.8ギガバイトを超えた場合、以降のページは無視されます。

  • 0ページの帳票は登録エラーとなり登録できません。セパレータを削除する場合も有効なページが存在しない場合はエラーとなります。

  • 帳票の登録時にList Worksは作業ファイルを一時的に作成しています。サーバ動作環境ファイルの「受信フォルダ格納ディレクトリ」(RCV-FOLDER)で指定したディレクトリ配下には、以下の容量が必要です。

    最大同時登録数×印刷データの最大サイズ

参照

lvrcvlstコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

オプションに振り分け先を直接指定

lvrcvlstコマンドのオプションに帳票の格納先を直接指定する場合は、-DBPオプションに登録先を指定します。

オプションに振り分け先や帳票情報を定義した情報連携ファイルを指定

情報連携ファイルに帳票の格納先を定義して帳票を振り分ける場合は、lvrcvlstコマンドの-Fオプションに、帳票の格納先(LV-DB-PATH)を指定した情報連携ファイルを指定する必要があります。

コマンド登録による振り分けの優先順位

帳票の登録時に、帳票の振り分けに関する指定を、複数の方法で指定した場合、採用される優先度を以下に示します。また、帳票情報についても同じ優先順位となります。

情報名

高い ← 優先度 → 低い

lvrcvlstコマンドのオプションによる直接指定

情報連携ファイル

受信フォルダの振り分け定義

登録先

-DBP

LV-DB-PATH=

振り分け先