富士通ホストでは資源転送用アプリケーション、List Worksサーバでは資源受信用アプリケーションを利用して、List Worksサーバにバイナリモードで転送します。そのあと、受信した印刷データを帳票登録コマンドで受信フォルダに転送します。
受信フォルダに転送された印刷データは、受信フォルダの振り分け定義、またはOSIV LISTVIEWの帳票情報に従って振り分けられ、登録されます。
注意
帳票登録コマンドで印刷データを登録する際に、オーバレイはベクトルオーバレイを優先して使用します。
ベクトルオーバレイと同一名のドットオーバレイが登録されている場合、そのドットオーバレイを使用して印刷データを登録するには、ベクトルオーバレイを移動してから帳票登録コマンドで登録してください。
(1) lvrcvlstコマンド
lvrcvlstコマンドは、ファイル転送により、List Worksサーバに一時的に格納されたファイルのファイル名(フルパス)と受信フォルダ名を指定して実行することにより、登録されます。
また、登録時に以下の設定により、振り分けを行うことができます。
オプションに振り分け先を直接指定
オプションに振り分け先や帳票情報を定義した情報連携ファイルを指定
注意
登録できるList Works帳票のファイルサイズは、1.8ギガバイトまでです。最大ページ数は、印刷データにより異なりますが、通常、約20万ページです。1.8ギガバイトを超えた場合、以降のページは無視されます。
0ページの帳票は登録エラーとなり登録できません。セパレータを削除する場合も有効なページが存在しない場合はエラーとなります。
帳票の登録時にList Worksは作業ファイルを一時的に作成しています。サーバ動作環境ファイルの「受信フォルダ格納ディレクトリ」(RCV-FOLDER)で指定したディレクトリ配下には、以下の容量が必要です。
最大同時登録数×印刷データの最大サイズ
参照
lvrcvlstコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
オプションに振り分け先を直接指定
オプションに振り分け先や帳票情報を定義した情報連携ファイルを指定
情報連携ファイルに帳票の格納先を定義して帳票を振り分ける場合は、lvrcvlstコマンドの-Fオプションに、帳票の格納先(LV-DB-PATH)を指定した情報連携ファイルを指定する必要があります。
情報連携ファイルの設定
情報連携ファイルは、帳票名、作成者名、登録期間などの印刷データに付加する帳票情報や、登録先を決定するために必要な情報(振り分け情報)を、登録時に指定するためのファイルです。List Worksは、情報連携ファイルに設定した情報を利用して印刷データの登録を行います。
参照
情報連携ファイルのキーの説明(帳票情報)については、“第8章 帳票情報”を参照してください。
注意
オペランドの設定において、使用できない文字がありますので注意してください。
参照
使用可能な文字については、“F.1 使用できる文字”を参照してください。
ポイント
同一のオペランドが重複して設定されている場合、登録エラーとなります。
1行に複数のオペランドを記述することはできません。
オペランド名を誤って指定した場合、設定は無効となります。登録エラーとならず、かつオペランド名が誤っている旨のログ情報は出力されません。
ただし、以下のオペランド名の設定を誤った場合、登録エラーとなり、実行履歴にエラー情報が出力されます。
LV-MAIL-TEMPLATE-nnn
LV-ACCESS-USER-nn
LV-ACCESS-GROUP-nn
帳票の格納先として物理パスを指定することができます。この場合、保管フォルダの物理パスと論理パスの対応関係を定義してください。対応定義がされていない状態で、物理パスを指定して帳票の登録を行った場合は、登録エラーとなります。
参照
パスの対応定義については、“保守手引書”を参照してください。
情報連携ファイルの記述形式
情報連携ファイルは、テキストファイルに以下のように記述します。
コマンド登録による振り分けの優先順位