以下の手順でアンインストールしてください。
スーパーユーザへの変更
アンインストールを行う場合、スーパーユーザになります。
# su -<RETURN>
uninstall.shの実行
アンインストールシェルスクリプト(uninstall.shシェル)を実行し、アンインストールを行います。
# /opt/FJSVisas/uninstall/uninstall.sh <RETURN>
注意
アンインストール中に削除されるディレクトリからアンインストールを実行した場合、アンインストールに失敗することがありますので注意してください。基本的に以下のディレクトリからは実行しないでください。
"/opt/パッケージ名"配下
"/etc/opt/パッケージ名"配下
"/var/opt/パッケージ名"配下
パッケージの選択
本ソフトウェアを構成するパッケージの一覧が表示されます。アンインストールするパッケージの番号を“,”で区切って入力してください。すべてのパッケージをアンインストールする場合はall <RETURN>を入力してください。
+----------------------------------------------------------+
| Interstage Application Server Enterprise Edition V13.1.0 |
| |
| Copyright 1995-2023 Fujitsu Limited |
+----------------------------------------------------------+
Packages:
* 1 GlassFish5 GlassFish 5
* 2 PCMI Process Continuity Management Infrastructure
* 3 FJSVwsc Web Server Connector(for Interstage HTTP Server 2.4)
* 4 FJSVahs Interstage HTTP Server 2.4
5 FJSVmqd MessageQueueDirector base
* 6 FJSVisgui Interstage Management Console
* 7 FJSVisjmx Interstage JMX Service
* 8 FJSVihs Interstage HTTP Server
9 FJSVes ObjectDirector/EventService
* 10 FJSVjs2su Interstage JServlet (OperationManagement)
11 FJSVssofs Interstage Single Sign-on Federation Service
12 FJSVfsvl Single Sign-on Federation Service Library Package
13 FJSVssocm Interstage Single Sign-on Common Library
14 FJSVssoaz Interstage Single Sign-on Business server
15 FJSVssoac Interstage Single Sign-on Authentication server
16 FJSVssosv Interstage Single Sign-on Repository server
17 FJSVporb ObjectDirector[Portable-ORB]
18 FJSVots ObjectTransactionService
* 19 FJSVod ObjectDirector
* 20 FJSVtd TransactionDirector
* 21 OpenJDK8 OpenJDK 8
* 22 FJSVisscs Interstage Secure Communication Service
* 23 FJSVsmee S/MIME & EE Certificate Management Package
* 24 FJSVsclr Securecrypto Library RunTime
25 FJSVirep Interstage Directory Service
26 FJSVirepc Interstage Directory Service Software Development Kit
* 27 FJSVextp Transaction Processing Monitor
* 28 FJSVtdis The operational commands for Interstage
* 29 FJSVisas Interstage Application Server Management Function
* 30 FJSVisco Interstage Collective Information Collection Function
パッケージを選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。[?,??,all,q]:注意
インストール済みのパッケージは番号の左横に“*”が表示されます。
all指定などでインストールされていないパッケージが選択された場合、インストール済みのパッケージのみアンインストールされます。
アンインストール時のパッケージ番号は、インストール時のパッケージ番号と逆となっていますので、注意してください。
FJSVisasおよびFJSViscoは、保守やトラブル調査で必要なパッケージです。他のパッケージを残す場合は、削除しないでください。特にFJSVisasを削除した場合は、uninstall.shに登録されている製品情報が削除されます。他製品で使用するためにパッケージを残す場合を除いて実施しないでください。
アンインストールの実行
アンインストール情報が以下のように表示されます。内容を確認し、表示された情報でアンインストールを開始する場合はy <RETURN>を入力してください。
アンインストール情報:
アンインストールパッケージ:
GlassFish5 PCMI FJSVwsc FJSVahs FJSVisgui FJSVisjmx FJSVihs FJSVjs2su FJSVod FJSVtd OpenJDK8 FJSVisscs FJSVsmee FJSVsclr FJSVextp FJSVtdis FJSVisas FJSVisco
アンインストールを開始しますか? [y,q]:注意
FJSVjs2suをアンインストールする場合、以下の警告メッセージが出力されることがありますが、無視してください。
警告: /etc/opt/FJSVjs2su/jswatch.conf saved as /etc/opt/FJSVjs2su/jswatch.conf.rpmsave
警告: /etc/opt/FJSVjs2su/jsgw_apapi.conf saved as /etc/opt/FJSVjs2su/jsgw_apapi.conf.rpmsave
警告: /etc/opt/FJSVjs2su/jscontainer.dk6 saved as /etc/opt/FJSVjs2su/jscontainer.xml.rpmsavee
一部の機能を残してアンインストールする場合、依存を持つパッケージも残す必要があります。
また、一部の機能を再インストールするためにアンインストールする場合、依存するパッケージも同時にアンインストールする必要があります。
パッケージの依存関係については、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
LANG環境変数やコンソールの表示言語設定によっては、以下の警告メッセージが多数表示されることがありますが、アンインストール処理には問題ありません。なお、設定によっては該当する国の言語で表示される場合もあります。
[日本語] 警告: ファイル /xxx/yyy/zzz: 削除に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません
[英語] warning: file /xxx/yyy/zzz: remove failed: No such file or directory
システムログに以下の内容を含むメッセージが出力されることがありますが、無視してください。
PCMI: ERROR: PCMI0029: PCMI service already has stopped.: INSTANCE=/var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi
UX:PCMI: ERROR: PCMI0014: PCMI service cannot be stopped.: INSTANCE=/var/opt/FJSViaps/glassfish5/pcmi
FJSVpcmiglassfish5_stop.service: control process exited, code=exited status=5
Unit FJSVpcmiglassfish5_stop.service entered failed state.
FJSVtd_stop.service: control process exited, code=exited status=1
Unit FJSVtd_stop.service entered failed state.
以下の警告メッセージが出力されることがありますが、アンインストールは正常に行えているため問題はありません。
警告: erase XXXX の unlink に失敗: そのようなファイルやディレクトリはありません
XXXXはファイル名が表示されます。
システムのリブート
アンインストール完了後、システムの再起動を行います。
# cd / <RETURN> # systemctl reboot <RETURN>