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Interstage List Works V11.0.0 インストールガイド
FUJITSU Software

5.1.4 インストール後の作業

List Worksのインストール後、以下の作業を行ってください。これらの作業は、スーパーユーザで行います。

インストール後の環境設定

List Worksをインストールした後、以下の手順で環境設定をします。

  1. 前回インストール時の環境設定ファイルを退避してある場合は、復元します。

  2. 以下のライブラリに対して、シンボリックリンクを設定します。

    • データベースの種別がSymfowareの場合

      # ln -s /opt/FJSVrdb2b/lib/libsql64drv.so /usr/lib64/libsql64drv.so  <RETURN> 
      # ln -s /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin/libLdWrapper64.so /usr/lib/libLdWrapper64.so 
      <RETURN>

      シンボリックリンクが設定されたことを確認します。

      # ls -l /usr/lib64/libsql64drv.so  <RETURN>
      # ls -l /usr/lib/libLdWrapper64.so   <RETURN>
    • データベースの種別がOracleの場合

      $DIR64:64bit版Oracle クライアントのインストールディレクトリ

      # ln -s $DIR64/lib/libclntsh.so /usr/lib64/libclntsh.so <RETURN>

      シンボリックリンクが設定されたことを確認します。

      # ls -l /usr/lib64/libclntsh.so <RETURN>
  3. 帳票仕分け管理の環境設定ファイルを退避してある場合は、復元します。

  4. 帳票仕分け管理を使用し、Linuxアプリケーションをスーパーユーザ以外の利用者が実行する場合、帳票仕分け管理のログファイルの、出力先ディレクトリのアクセス権を、以下のように変更してください。

    # cd /opt/FJSVpast  <RETURN>
    # chmod 777 log  <RETURN>
  5. List Worksで実行履歴を正しく出力するためには、/etc/hostsファイル内でホスト名とIPアドレスが正しく対応付けられている必要があります。
    /etc/hostsファイル内でホスト名が“127.0.0.1”に割り当てられている場合は、/etc/hostsファイルをviエディタなどのテキストエディタで編集し、ホスト名を業務LANとして使用するIPアドレスに割り当ててください。

    修正前)

    # Do not remove the following line, or various programs
    # that require network functionality will fail.
    127.0.0.1               <host-name> localhost.localdomain localhost

    修正後)

    # Do not remove the following line, or various programs
    # that require network functionality will fail.
    127.0.0.1               localhost.localdomain localhost
    <IP-Address>            <host-name>
  6. List Works V11.0.0の環境構築を行います。

    1. リスト管理サーバの環境構築を行います。

      リスト管理サーバの環境設定については、“環境構築手引書”を参照してください。

      注意

      List Worksが利用するポート番号の通信が許可されるように設定してください。

    2. データベースの種別がSymfowareの場合、データベースが List Worksサーバとは別のサーバ(データベースサーバ)に存在する場合は、以下のファイルの“SERVER_SPEC”パラメタを編集する必要があります。

        /opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/lwfssqlenvc

      上記ファイルをテキストエディタで開いて、以下の行頭の「セミコロン(;)」を削除し、太字下線の部分を動作環境(データベースの接続ポート番号)に合わせて変更します。

      ;SERVER_SPEC=(RDB2_TCP,LWDB,LWDB,localhost,26551)

カーネルパラメタの調整

List Worksクライアントからリスト管理サーバに接続する場合や、帳票を登録する場合にLinuxのシステム資源を使用するため、Linuxのカーネルパラメタを調整する必要があります。

本ソフトウェアに関係するカーネルパラメタ名と、設定値として必要な値を以下に示します。

パラメタ名

必要設定値

fs.file-max

65536


カーネルパラメタの調整は以下の手順で行います。

  1. 現在設定されているカーネルパラメタ値を確認します。

    # /sbin/sysctl -a

    すでに必要設定値以上の値が設定されている場合は、以降の作業は不要です。

  2. 「/etc/sysctl.conf」ファイルを編集し、カーネルパラメタ値を変更します。
    なお、パラメタがない場合は、以下のように追加します。

    fs.file-max = 65536
  3. 以下のコマンドを実行、またはシステムを再起動して、カーネルパラメタ値の変更をLinuxカーネルへ反映させます。

    # /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf