[発生するVL]
Solaris版V8.0.0以降
[原因]
Systemwalker ListWORKS、またはList Works 6.0で環境変数 ICONV_CONVERT_TYPEに「euctype=s90」が設定されていた。
[説明]
List Works 8.0.0以降では、ICONV_CONVERT_TYPE を EUC(U90)で運用しています。EUC(S90)とEUC(U90)は縮退文字(旧字体/新字体)の仕様が異なるため、標準コード変換での扱いが異なります。このため、標準コード変換に失敗し、代替文字である“_”(全角アンダーバー)に変換されます。なお、本現象は富士通ホスト帳票で多く発生します。
[対処]
移行するときは、移行先サーバのEUCコード系をEUC(S90)に設定する必要があります。
移行しなおしてください。EUC(S90)環境からEUC(U90)環境に移行するときの手順は、以下のとおりです。なお、移行ツールの実行手順については、“環境構築手引書”を参照してください。
環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE に「euctype=s90」を設定する。
List Worksサービスを再起動する。
保管フォルダを復元する。
移行ツールを実行する。
1の設定を元に戻す。
Charset Managerを導入していない場合は、Charset Managerの導入をご検討ください。
Charset Managerを導入しない場合、管理情報(帳票名やコメントなど)や保管フォルダ名では、以下の文字は使用できません。
JEF拡張文字
Charset Managerのマニュアル“使用手引書 標準コード変換機能編”の“付録A”に記載されている縮退文字
Windowsの機種依存文字(IBM拡張漢字、NEC選定IBM拡張文字)に該当する文字(帳票の登録エラーが発生します。基本的には使用しないように、ご検討ください。)