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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

5.1.3 指定した方法で給紙されない

原因

以下のいずれかの原因が考えられます。

1)ユーザアプリケーションの給紙方法の指定に誤りがある。

2)帳票定義情報の給紙方法の指定に誤りがある。

3)プリンタ装置でサポートされていない給紙方法が指定されている。

4)PostScript出力を行った(UNIX系OSの場合)。

(PostScript出力する場合、List Creatorの給紙方法の指定は無効であるため)

5)プリンタドライバの設定が正しく指定されていない(Windowsの場合)。

また、給紙方法と給紙口の指定方法については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の給紙方法/給紙口についての記載を参照してください。

対処方法

原因にあわせて、以下のいずれかの対処を行ってください。

なお、原因の番号と対処の番号は対応しています。

1)の原因の対処

ユーザアプリケーションでの給紙方法の指定を正しく修正してください。

なお、帳票出力サーバがWindowsの場合にプリンタ装置の設定にしたがって給紙したい場合は、以下の対処を行ってください。

  • 給紙方法に、「指定なし(プリンタ装置の設定にしたがいます)」を指定する
    「給紙方法」は、prprintコマンドの-atprintbinオプションなどで指定できます。

2)の原因の対処

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの給紙方法の指定を正しく修正してください。

なお、帳票出力サーバがWindowsの場合にプリンタ装置の設定にしたがって給紙したい場合は、以下の対処を行ってください。

  • 帳票業務情報のプロパティ画面で[印刷]タブの給紙方法に以下のいずれかを指定する

    • 給紙方法の「プリンタ装置の設定にしたがう」を選択する

    • 給紙方法の「以下の給紙方法で出力する」を選択し、給紙方法に「指定なし」を指定する

3)の原因の対処

プリンタに添付されているマニュアルで、指定できる給紙方法を確認してください。

帳票出力サーバがWindowsの場合は、給紙口名を指定することで解決する場合があります。

プリンタドライバのプロパティで給紙したい給紙口名を確認し、以下のいずれかで給紙口名を指定してください。

  • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブ

  • 帳票の出力時

給紙口名を指定する場合は、給紙方法には「指定なし」以外を指定しておいてください。

給紙方法に「自動」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に  「指定なし」を指定してください。

4)の原因の対処

帳票出力サーバがSolarisの場合で、VSP シリーズのプリンタでPostScript出力する場合、PostRasterでホッパを設定してください。

ホッパの設定方法については、PostRasterに添付のマニュアルを参照してください。

VSPシリーズ以外のプリンタでPostScript出力する場合は、プリンタに添付されているマニュアルで、指定できる給紙方法を確認してください。

ポイント

  • 帳票出力サーバがSolarisの場合にVSPシリーズのプリンタでPostScript出力する場合、PostRasterのデフォルトの設定で指定されたホッパで出力されます。
    その他のプリンタでPostScript出力する場合、給紙方法は、プリンタ装置に依存します。

5)の原因の対処

以下の用紙サイズの変更と同様に、プリンタドライバ給紙方法の設定を見直してください。

⇒“5.1.2 指定した用紙サイズで印刷されない