原因
現象の違いによって、以下のような原因が考えられます。
●印刷とプレビューで出力結果が違う場合(Windowsの場合)
実際の印刷結果は、使用する印刷プリンタの種類に依存するため、使用する印刷プリンタが変わると、出力結果も変わる場合があります。
●印刷すると出力結果がずれる場合
●プレビューすると罫線が表示されない場合(Windowsの場合)
プレビューで帳票をディスプレイに表示させる際、List Creatorはプリンタの解像度を用いて動作します。一般的に、Windowsが画像をディスプレイに表示するときに内部的に使用するディスプレイの解像度はプリンタの解像度よりも低いため、罫線が間引かれる場合があります(例:プリンタの解像度が600dpi、ディスプレイ解像度が96dpiの場合)。
対処方法
原因にあわせて、以下のいずれかの対処を行ってください。
なお、原因の番号と対処の番号は対応しています。
以下のいずれかの対処を行ってください。
印刷プリンタに依存せずに同じ出力結果としたい場合
帳票に配置する項目に「固定ピッチ」を指定します。
印刷すると文字欠けが発生する場合
文字欠けした項目の領域長を拡大します。領域長の値は、項目のプロパティで変更できます。
プレビュー時に、使用するプリンタを指定する場合
帳票でプリンタを指定するか、該当プリンタをデフォルトプリンタに指定する、またはプレビューア画面でプリンタを変更します。
ポイント
印刷結果は通常、使用する印刷プリンタに依存します。したがって、実際に運用するプリンタで印刷結果を確認しながら帳票設計を行ってください。
帳票で指定しているフォントが実際の出力環境にもインストールされているかを確認してください。
プレビュー画面の表示結果を実際の印刷結果に近づけたい場合は、以下のいずれかの方法で対処できる場合があります。
プレビュー画面において、表示倍率を変更してみる。
プリンタドライバの解像度を下げる。
線が細い枠の場合、4隅(左上、右上、左下、右下)を丸める。
枠の4隅の丸めは、帳票様式定義画面で対象の枠を選択し、[書式]-[プロパティ]から表示される画面の[丸め属性]タブで指定します。
線端の形状を「円」に変更する。
線端の形状は、帳票様式定義画面で[編集]-[すべて選択]を選択し、以下で指定します。
オーバレイ罫線の場合
[書式]-[プロパティ]-[図形]から表示される画面の[罫線属性]タブの「線端」
パーティション罫線の場合
[書式]-[プロパティ]-[パーティション罫線]から表示される画面の[罫線属性]タブの「線端」
なお、オペレーティングシステムが画像をディスプレイに表示する際に生じる間引きを完全に回避することはできないため、上記の対処を実施しても事象が改善されない場合があります。