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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

4.3 文字化けする

原因

●帳票の出力結果が文字化けする場合

以下の原因が考えられます。

帳票出力サーバがWindowsの場合

1)入力データの文字コード系の指定に誤りがある。

帳票出力サーバがUNIX系OSの場合

2)日本語フォントと英文フォントに縦書きフォントが指定されている(印刷時)。

3)日本語フォントと英文フォントに同一のフォントが指定されている(印刷(PostScript出力)時)。

4)置換フォントの設定で、以下の設定がされている。

日本語フォント:PostScriptの欧文フォントが指定されている。

英文フォント:PostScriptの和文フォントが指定されている。

5)入力データのEUCコード種別と、環境変数OA_EUCTYPE の指定が一致していない(入力データの文字コード系がEUCの場合)。

●コマンドオプションで指定した文字列が化ける場合(UNIX系OSの場合)

帳票を出力した結果、化けている文字がコマンドオプションで指定した文字である場合、以下の原因が考えられます。

6)sh、csh以外のシェルからコマンドが起動された。

sh、csh以外のシェルからコマンドを起動した場合、コマンドオプションで指定した日本語が正しく解釈されないため、正しく動作できない場合があります。

●半角カタカナが化ける場合

7)日本語フォント(オーバレイ文字の場合)、または英文フォント(オーバレイ文字以外の場合)に、半角カタカナに対応したフォントが指定されていない可能性があります。

対処方法

原因にあわせて、以下のいずれかの対処を行ってください。

なお、原因の番号と対処の番号は対応しています。

1)の原因の対処

環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード系、または帳票の出力時に指定した入力データの文字コード系の指定を確認してください。

2)の原因の対処

日本語フォントと英文フォントに縦書きフォント以外のフォントを指定してください。

3)の原因の対処

日本語フォントと英文フォントに異なるフォントを指定してください。

PostScriptフォント は、日本語フォントと英文フォントが別々のフォントのため、帳票で指定するフォントも、必ず異なるフォントを指定する必要があります。

4)の原因の対処

置換フォントの設定で、以下のように設定してください。

日本語フォント:

PostScriptの和文フォントを指定してください。

英文フォント:

PostScriptの欧文フォントを指定してください。

5)の原因の対処

環境変数LANG に以下のEUC コード系を指定した場合は、入力データの文字コード系に合わせて環境変数OA_EUCTYPEにEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。

  • アプリケーションサーバがSolarisの場合
    「ja」、「japanese」、または「ja_JP.eucJP」

  • アプリケーションサーバがHP-UX/Linuxの場合
    「ja_JP.eucJP」

6)の原因の対処

shまたはcshからコマンドを起動してください。

7)の原因の対処

半角カタカナに対応したフォントを指定してください。

なお、オーバレイ文字の場合、半角カタカナは日本語フォントに指定したフォントで出力されます。

オーバレイ文字以外の場合、半角カタカナは英文フォントに指定したフォントで出力されます。

  • オーバレイ文字の場合

    日本語フォント:

    2バイトコード文字、および半角カタカナ

    英文フォント:

    1バイトコード文字

  • オーバレイ文字以外の場合

    日本語フォント:

    2バイトコード文字

    英文フォント:

    1バイトコード文字、および半角カタカナ