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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

3.1.16 「ファイルの読込みに失敗しました」のエラーになる

Windows

このとき、以下のメッセージが表示されます。

データファイル<XX>の読込みに失敗しました。データファイル名を確認してください。

原因

以下のいずれかの原因が考えられます。

データ到着監視機能を使用している場合

データ到着監視機能を使用している場合、監視対象フォルダ内のファイルを、ウィルス対策ソフトウェアなどが使用しているため、ファイルが排他状態になっている可能性があります。

COMインタフェースを使用したユーザアプリケーションを実行している場合

複数プロセスから同時にユーザアプリケーションを使用すると、作業ファイルが重複し、エラーとなる場合があります。

対処方法

原因に応じて、以下の対処を行ってください。

データ到着監視機能を使用している場合

この場合、以下の手順で対処してください。

  1. List Creator 以外のソフトウェアが、監視対象フォルダ内の該当ファイルを排他状態にできないようにします。

    • ウィルス対策ソフトウェアの場合
      特定の拡張子を対象から除外する設定を行う。

    • 他のソフトウェアの場合
      設定や運用を見直す。

  2. 到着監視で転送するデータを、再度、データ到着監視対象フォルダに格納します。

COMインタフェースを使用したユーザアプリケーションを実行している場合

この場合、帳票出力処理を行うユーザアプリケーションが常に単一のプロセスでのみ動作するよう、運用またはユーザアプリケーションを見直してください。

ポイント

  • List Creatorでは、ウィルス対策ソフトウェアで以下を監視対象外にすることを推奨します。

    • インストールディレクトリ

    • データ到着監視機能の監視対象フォルダ

    • ユーザアプリケーションが入出力するファイル、フォルダ
      例)PDFファイルやOWFファイルなどの格納先、
          入力データファイルの格納先