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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編

B.1.12 確定する前に変換ミスを修正する

一文節ごとに修正する

複文節変換では、[Tab]キーで目的の文節にカーソルを移動し、文節ごとに修正できます。複合語を含む文節は、さらに細かく文節ごとに修正することもできます。
ここでは、「鶏が庭庭にいる」→「鶏が二羽庭にいる」と修正する例で説明します。

操作手順

  1. 「にわとりがにわにわにいる」と入力します。

  2. [変換]キーを押します。
    「鶏が庭庭にいる」と表示されたとします。

  3. [Tab]キーを押します。
    「庭」が変換の対象になります。

    • [→]/[←]キーで文節を移動することもできます。

    • [Ctrl]+[Tab]キーで前の文節に戻ることもできます。

  4. [変換]キーで「二羽」に変換します。

  5. [Tab]キーで最後の文節までカーソルを移動し、確定します。
    「鶏が庭庭にいる」→「鶏が二羽庭にいる」と修正されます。

文節を区切り直して修正する

文節の区切りを修正して変換し直すことができます。
ここでは、「ここで履物を脱いでください」→「ここでは着物を脱いでください」と修正する例で説明します。

操作手順

  1. 「ここではきものをぬいでください」と入力します。

  2. [変換]キーを押します。
    「ここで履物を脱いでください」と表示されたとします。
    初の文節(「ここで」)が変換の対象となります。

  3. [Esc]キー([取消]キー)を押します。

  4. 新しく文節を区切る文字(ここでは、「は」)まで、[→]キーでカーソルを移動します。

  5. [無変換]キーを押します。

  6. [Tab]キーを押します。
    「きものを」が変換の対象になります。

  7. [変換]キーで「着物を」に変換します。

  8. [Tab]キーで最後の文節までカーソルを移動し、確定します。
    「ここでは着物を脱いでください」と修正されます。

区切り直した文節の前後を自動的に変換する

文節の区切りを訂正し、訂正した文節の前後を自動的に再変換できます。
ここでは、「ここで履物を脱いでください」→「ここでは着物を脱いでください」と再変換する例で説明します。

操作手順

  1. 「ここではきものをぬいでください」と入力します。

  2. [変換]キーを押します。
    「ここで履物を脱いでください」と表示されたとします。

  3. [Shift]+[→]キーを押します。
    文節が右へ一字分移動し、文節の前後が自動的に再変換され、「ここでは着物を脱いでください」と表示されます。

すべての文字列をよみの状態に戻す

文字のあらゆる変換操作中にすべての文字列をよみの状態へ戻します。この機能を、「全取消」といいます。ここでは、「きょうのてんきははれです」という文字列の変換中にすべての文字列をよみの状態に戻す例で説明します。

参考

動作環境ダイアログの「キー定義」の「キー設定」で、あらかじめ[全取消]キーを割り付けておいてください。

操作手順

  1. 「きょうのてんきははれです」と入力し、[変換]キーで「今日の天気は晴れです」と変換します。

  2. [全取消]キーを押します。
    すべての変換が取り消され、よみの状態(「きょうのてんきははれです」)に戻ります。

注意

  • 一度確定してしまった文字列は、「全取消」を行えません。