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Interstage Charset ManagerStandard Edition V10 トラブルシューティング

4.2.1 拡張データ変換機能のトラブル

4.2.1.1 【TRWCV00001】拡張データ変換機能で、サンプルの制御文ファイルを使用して変換を行おうとしていますが、思ったとおりの変換ができません。

原因

提供されている制御文ファイルに定義がされていないためです。

対処

ユーザ独自の変換を行いたい場合には、制御文ファイルに対応定義を追加し、wconvcustコマンドを実行してください。

参照

“Charset Manager 使用手引書 拡張データ変換機能編”の“2.7.2 文字コード変換カスタマイズ”

4.2.1.2 【TRWCV00002】拡張データ変換機能で、制御文ファイル(keisjef.ctl)を使用してKEISコードからJEFへの変換を行おうとしています。wconvcustコマンドを使用して独自の定義をすることができません。

現象の補足事項

以下のような定義を行う場合に発生します。

KEIS:JEF
6BB4:8BEF
原因

Charset Managerで提供している制御文ファイル(keisjef.ctl)には、上記の定義はされていないためです。

対処

ユーザ独自の対応定義を実施する場合は、制御文ファイルに以下のように対応定義を追加してから、wconvcustコマンドを実行してください。

DEFCDPR CDS_USR1 CDS_USR2

6bb4:8bef

参照

“Charset Manager 使用手引書 拡張データ変換機能編”の“付録B 他社ベンダ文字コード系の変換”

4.2.1.3 【TRWCV00003】CDS_USR1とCDS_USR2の変換と、CDS_JKANAとCDS_UCS2の変換の両方をカスタマイズしたら、CDS_USR1とCDS_USR2の変換ですべての文字が未定義文字の置き換え文字に変換されてしまいます。

現象の補足事項

以下の手順でカスタマイズします。

  1. CDS_USR1とCDS_USR2の変換をカスタマイズする。

    wconvcust -p C:\tmp\USR12USR2.ctl -repchar_usr2 25cf -repchar_usr1 25cf

  2. CDS_JKANAとCDS_UCS2の変換をカスタマイズする。

    wconvcust -p C:\tmp\JKANA2UCS2.ctl -repchar_usr2 25cf -repchar_usr1 25cf

原因

CDS_USR1とCDS_USR2の変換のカスタマイズ以外(2の場合)で、wconvcustコマンドのパラメタに-repchar_usr1および-repchar_usr2を指定したためです。

対処

1のコマンドを再度実行してください。

また、CDS_USR1とCDS_USR2の変換のカスタマイズを行う場合以外は、wconvcustコマンドのパラメタに-repchar_usr1と-repchar_usr2を指定しないでください。