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Interstage Charset ManagerStandard Edition V10 トラブルシューティング

3.2.1 文字コード変換表のカスタマイズに関するトラブル

3.2.1.1 【TRICV00010】文字コード変換表のカスタマイズを行いましたが、指定した内容が有効となりません。

原因

上位アプリケーションが iconv関数を使用している場合、文字コード変換表のカスタマイズが有効にならない場合があります。

文字コード変換表のカスタマイズは、 iconv_open関数を呼び出した後に有効になります。以下のように、上位アプリケーションで iconv_open関数を呼び出した後で待っていて、変換が必要になった際に iconv関数を呼び出すような制御を行っている場合、文字コード変換表のカスタマイズを行っても有効になりません。

対処

上位アプリケーションを再起動し、 iconv_open関数を再度呼び出してください。

3.2.1.2 【TRICV00011】文字コード変換表のカスタマイズ機能で1バイト文字の文字コード対応を定義すると、エラーになります。

原因

文字コード変換表のカスタマイズ機能では、 1バイト文字の文字コード対応を定義することはできません。

対処

以下の機能を利用して、 1バイト文字の文字コード対応を定義してください。

  • iconv_ext関数

  • 変換拡張定義(V9.2.0から)

参照

"Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編"の "6.3.1 iconv_ext"、 "付録 K 変換拡張定義"

3.2.1.3 【TRICV00012】文字コード変換表のカスタマイズで、文字コード対応を定義すると、「JOD182I-U:INVALID CONTROL CHARACTER」のエラーになりますが、処理中の制御文の1カラム目は問題が無いように見えます。

原因

該当行の長さが 72カラムを超えている可能性があります。

制御文の長さは最大 72カラムであり、 72カラムを超えていた場合、 73カラム目が不当な制御記号として解釈されることがあります。

対処

制御文の長さを 72カラム以内に変更して、再度、外字域対応定義を行なってください。

3.2.1.4 【TRICV00013】文字コード変換表のカスタマイズで、キーワードにJISKANAを指定したら、「JOD372I-U CODE SYSTEM NOT FOUND」のエラーとなり対応定義できません。

原因

JISコード系("jiskana7","jiskana8","jiskana")のキーワードは指定できません。

対処

JISコード系は、規格上外字域が存在しないため、対応定義はできません。

3.2.1.5 【TRICV00014】Solaris/Linuxにおいて、製品添付の対応定義ファイルを使用したら、「JOD372I-U CODE SYSTEM NOT FOUND」のエラーとなります。

原因

Windows版に添付の対応定義ファイルでは、改行コードがCR+LFになっているためです。

対処

改行コードを LFに変更してください。