Navigatorサーバの実行ファイルが存在するディレクトリと、辞書や参照用に利用するデータベースの共用ライブラリを設定するための環境変数です。
また、認証出口モジュールを利用している場合や、Charset Managerを利用している場合にも、それぞれのライブラリを設定する必要があります。
設定値(必須設定)
Navigatorサーバの実行ファイルの設定
Navigator Serverの実行ファイルが存在するディレクトリを設定してください。
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
/opt/FJSVenavi/bin |
Interstage Navigator Server Standard Edition
/opt/FJSVsnavi/bin |
設定値(辞書、参照データベースの設定)
辞書用、または参照用に以下のデータベースを利用する場合は、それぞれ以下を設定してください。
Symfoware Serverを利用する場合
Symfoware/RDBの共用ライブラリがインストールされているディレクトリを設定してください。
Linux版の場合、共用ライブラリがインストールされているディレクトリとして、以下の2つのパスを両方とも本環境変数に指定することが必要です。
/opt/FJSVrdb2b/lib |
/opt/FJSVrdb2b/lib/lib64 |
Oracleを利用する場合
ORACLE_HOME/lib |
※ORACLE_HOMEには、環境変数ORACLE_HOMEの値を設定します。
SAP IQ用のODBCドライバを利用する場合
SAP IQ用のODBCドライバの共用ライブラリの存在するディレクトリ名を設定します。
「/opt/sybase」にODBCドライバをインストールした場合の設定は、以下のとおりです。
Linuxの場合
SAP IQ 16の64-bit版をインストールした場合
/opt/sybase/IQ-16_0/lib64 |
Postgresを利用する場合
ローカル構成の場合は、Postgresのデータベースのインストールディレクトリ配下のlibを追加します。
リモート構成の場合は、Postgresのクライアントのインストールディレクトリ配下のlibを追加します。
利用するPostgresの環境に合わせて設定します。
例)
Enterprise Postgres Standard Edition 15で、ローカル構成の場合
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVenavi/bin:/opt/fsepv15server64/lib:/opt/FSUNiconv/lib64
Enterprise Postgres Standard Edition 15で、リモート構成の場合
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVenavi/bin:/opt/fsepv15client64/lib:/opt/FSUNiconv/lib64
各バージョンのデータベースのlibのパスの例
/opt/fsepv15server64/lib
/opt/fsepv14server64/lib
/opt/fsepv13server64/lib
/opt/fsepv12server64/lib
/opt/fsepv11server64/lib
/opt/fsepv95server64/lib
各バージョンのクライアントのlibのパスの例
/opt/fsepv15client64/lib
/opt/fsepv14client64/lib
/opt/fsepv13client64/lib
/opt/fsepv12client64/lib
/opt/fsepv11client64/lib
/opt/fsepv95client64/lib
/opt/symfoclient64/lib
設定値(エンタープライズ認証を利用する場合)
認証出口モジュールを含め、認証出口モジュールが動的にリンクしているすべてのライブラリのパスを設定してください。
設定値(文字コード系のソフトウェアを導入している場合)
Charset Managerの共用ライブラリが存在するディレクトリを設定してください。
Solarisの場合
/opt/FSUNiconv/lib/sparcv9 |
Linuxの場合
/opt/FSUNiconv/lib64 |
設定例
以下の条件でセットアップする場合の設定例:
製品:Interstage Navigator Server Enterprise Editon
OS:Solaris
アーキテクチャ:64bit
文字コード:SJIS
辞書データベース:Symfoware Server
参照データベース:Symfoware Server
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVenavi/bin:/opt/FSUNrdb2b/lib |
初期値(省略値)
設定なし。
必要レベル
必須/任意 | 必須 | |
環境 | 辞書データベース |
|
参照データベース |
| |
アーキテクチャ(32bit/64bit) | - | |
文字コード | - | |
関連製品 |
| |
機能 |
| |
その他 | - |
環境設定ファイルの種類
環境設定ファイル
関連環境変数
PATH
使用可能製品
Interstage Navigator Server Enterprise Edition
Interstage Navigator Server Standard Edition