Navigator Serverの異常によっては、トレースログダンプ機能で、致命的な異常を検出できない場合があります。その場合は、OSのメモリダンプ機能によってこれを代替することができます。
UNIXの場合
Navigator Serverがcoreイメージファイルを出力すると、その中に、トレースログダンプファイルと同等の情報が保持されます。
Windowsサーバの場合
Navigator Serverがワトソンクラッシュダンプの中に、トレースログダンプファイルと同等の情報が保持されます。
この仕組みによって、プログラムが検知できない異常に関する情報を取得することができます。(ただし、この場合はトレースログダンプファイルの出力通知は行われません。)
注意
UNIXの場合、システムの初期設定(OSの初期値や管理者の設定)にかかわらず、Navigator Serverのcore生成のサイズ制限は無制限となります。
特にLinuxの場合、core生成サイズ制限は、OSの初期値が0となりますので注意してください。
Navigator Serverにシステムの初期設定を有効にする必要がある場合は、“19.5 core生成可能なサイズ制限に関する環境設定”を参照して、RN_LIMIT_CORESIZE_DEFAULTを設定してください。