Navigatorサーバのインストール時に設定しなかった場合に行います。
Linuxでxinetdを使用する場合のみに必要な設定です。
xinetdが扱うサービスにNavigator Server用のサービスを追加します。通常xinetdにサービスを追加するには、/etc/xinetd.dディレクトリに各サービス用の設定ファイルを作成することで行います。xinetdが扱うサービスの追加方法の詳細については、 OSやディストリビューションのマニュアルを参照してください。
/etc/xinetd.dディレクトリに作成するNavigator Server用の設定ファイルは、以下のような構造で指定します。
設定ファイルの指定方法の詳細は、ディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。
service <service_name>  | 
<service_name>にはサービスの名前 "rn" を指定します。
<属性>、<値>に指定が必要な属性とその値は以下のとおりです。
属性  | 値  | 
|---|---|
socket_type  | 必ず“stream”を設定します。  | 
protocol  | 必ず“tcp”を設定します。  | 
wait  | 必ず“no”を設定します。  | 
user  | 必ず“root”を設定します。  | 
flags  | IPv6を使用する場合、“IPv6”を指定します。IPv4のみを使用する場合はflagsの属性を指定する必要はありません。  | 
server  | “rnd.shの絶対パス”を設定します。 ※「rnd.sh」は、以下のディレクトリに格納されています。 
  | 
server_args  | 環境設定ファイルを絶対パスで設定します。  | 
instances  | Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。  | 
per_source  | Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。  | 
【記述例】
Navigatorサーバを/opt/FJSVenaviにインストールし、IPv4ネットワーク環境を使用する場合の例
service rn                                                    | 
Navigatorサーバを/opt/FJSVenaviにインストールし、IPv6ネットワーク環境を使用する場合の例
service rn                                                    | 
設定が完了したら、xinetdを再起動するなどしてxinetdに設定の再読み込みを行わせます。これによって上記の設定が有効となります。
xinetdの設定ファイルの詳細、設定の再読み込みの方法については、使用しているディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。
注意
マートバッチ機能をサーバ上で使用する場合は、サービスの名前として必ず“rn”を設定してください。