ここでは、Navigatorサーバのセットアップ作業について説明する前に、導入・運用管理作業の全体の流れについて説明します。
以下の表は、Navigatorの導入から運用にかけて必要な作業をまとめたものです。
手順 | 作業 | 作業者 | 参照マニュアル |
---|---|---|---|
1 | 導入前の準備 | システム部門 | Navigator Server 概説書 Navigator Server セットアップガイド Vol.1 ・第1部 システム設計 |
2 | インストール | システム管理者 | ソフトウェア説明書 インストールガイド |
3 | Navigatorサーバのセットアップ | システム管理者 | Navigator Server セットアップガイド Vol.1 ・第2部 利用環境の設定 ・第3部 機能の設定 ・第4部 性能関連の設定 |
4 | Webコンポーネントのセットアップ | システム管理者 | Navigator Server セットアップガイド Vol.2 |
5 | 辞書のセットアップ | 管理者 | Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール編) |
6 | カタログの設定 | 管理者 | Navigator Server 管理者ガイド(カタログ管理機能編) |
7 | 運用・保守 | 管理者 | Navigator Server 管理者ガイド(辞書管理ツール編) Navigator Server 管理者ガイド(カタログ管理機能編) |
システム管理者
サーバやデータベースの管理者で、システムの導入から維持・管理などを行います。
管理者
Navigatorの管理者は、辞書(スキーマ、テーブル、データ項目の属性、複合コードの項目、演算項目、テーブルの結合関係、共通の管理ポイントなどのNavigatorを利用するための情報)と、Web上でレポートを共有するための保管フォルダ(カタログ)を管理します。
特に、辞書を管理する管理者を「辞書の管理者」、カタログを管理する管理者を「カタログの管理者」と表記している場合があります。
辞書の管理者
辞書の管理者は、辞書の運用形態によって異なります。エンタープライズ辞書運用の場合は、「全社管理者」、部門辞書運用の場合は、「部門管理者」になります。
全社管理者は、全社を統轄しているシステム部門から選出し、複数部門の環境を管理する管理者です。通常、全社管理者は、情報システム管理者が担当します。また、全社管理者は複数部門の環境を管理します。
部門管理者は、特定部門の環境を管理する管理者で、通常は利用部門から選任します。
辞書の管理者は、データの公開や共通の管理ポイントの登録を行います。また、一般利用者に対してNavigatorの活用を推進します。
カタログの管理者
Navigatorでは、問い合わせの条件などが指定された問い合わせレイアウトをWeb上に公開することができます。Navigatorでは、Web上に公開する場所をカタログと呼んでいます。
このカタログに対して、アクセス権の設定や、スケジューラの設定を実施します。