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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9A 運用ガイド
FUJITSU Storage

14.2.8 stgxfwcmdispdev(デバイス情報表示コマンド)

名前

stgxfwcmdispdev - デバイス情報の表示

形式

プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdispdev -n サーバ名 [-d デバイス名 [-sm|-grp]]

機能説明

AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスの情報を表示します。また、指定したデバイスと同一コピー領域を使用しているデバイスや指定したデバイスと同一論理グループ内に存在するデバイスの一覧も表示できます。本コマンドは、運用管理サーバで実行する必要があります。

表示される情報は以下のとおりです。
なお、表中の"SDX"および"SDXオブジェクト"は、PRIMECLUSTER GDの用語です。

タイトル

説明

S

デバイスの状態を表示します。デバイスの状態に応じて、以下の値を表示します。

  • *: 未設定デバイス(デバイスが存在する筐体で、アドバンスト・コピーライセンス未設定、コピーテーブルサイズ未設定、コピーテーブルサイズ不足などの設定不備がある可能性があります。)

  • D: デバイス削除エラー

  • U: デバイス更新エラー

Device

  • Solaris環境

    RAWデバイス名を表示します。

  • Windows環境

    AdvancedCopy Managerが内部的に管理しているデバイス名を表示します。
    g?d?およびg?d?p?の形式で表示します。

    g?: ディスクアレイ装置番号(ETERNUS ディスクアレイ内にない場合は0)
    d?: ディスク番号 (*1)
    p?: パーティション番号 (*2)

    (*1)ディスクアレイ装置内で一意に与えられた番号です。
    ディスクアドミニストレータ上のディスク番号とは異なります。
    (*2)ディスク内のパーティションの順序番号です。
    パーティションとは、ディスクアドミニストレータにおける以下の内容を指します。
    また、番号はディスクアドミニストレータ上の左から右に向かって数えたときの番号です。

    • プライマリパーティションの場合は、当該パーティション全体

    • 拡張パーティションの場合は、当該パーティション内の論理ドライブ

  • HP-UX環境

    RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

  • Linux環境

    RAWデバイスを作成している場合はRAWデバイス名、作成していない場合はブロックデバイス名を表示します。

  • AIX環境

    RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Block-Device

ブロックデバイス名を表示します。

  • Solaris環境

    ブロックデバイス名を表示します。

  • Windows環境

    disk?およびdisk?p?の形式で表示します。

    disk?: ディスクアドミニストレータで表示されるディスク番号
    p?: パーティション番号(*2)

  • HP-UX環境

    ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

  • Linux環境

    ブロックデバイス名を表示します。

  • AIX環境

    ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Mount-Point

  • Solaris、HP-UX、AIX、Linux環境

    マウントポイント名を表示します。

  • Windows環境

    ドライブ文字を表示します。

File-System

ファイルシステム名を表示します。

Device-Type

デバイスの種別を表示します。
Normal、SDX(Slice)、LVM、VxVM、SDX(Volume)

Size(MB)

デバイスに割り当てられた容量(MB)を表示します。

RDB-Name

  • Windows、Solaris、Linux環境

    SymfowareのRDBシステム名を表示します。

  • HP-UX、AIX環境

    常に、"---"を表示します。

Log-Group-Name

  • Windows、Solaris、Linux環境

    Symfowareのロググループ名を表示します。

  • HP-UX、AIX環境

    常に、"---"を表示します。

DB-Space-Name

  • Windows、Solaris、Linux環境

    Symfowareのデータベーススペース名を表示します。

  • HP-UX、AIX環境

    常に、"---"を表示します。

オプション

-n サーバ名

情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。
サーバ名は、stgxfwcmdispsrvコマンドで表示されるサーバ名と同じ文字を、大文字・小文字まで正確に指定してください。

-d デバイス名

情報を表示するデバイス名を指定します。
本オプションを省略した場合、指定したサーバが管理している全デバイスの情報を表示します。

-sm

-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じコピー領域を使用しているデバイスの一覧を表示します。

-grp

-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じ論理グループ内に存在しているデバイスの一覧を表示します。本オプションは-dオプションに指定したデバイスのデバイス種別がLVM/VxVMの場合だけ指定可能です。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項