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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9A 運用ガイド
FUJITSU Storage

13.7.2 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリの保守方法

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリの保守方法を説明します。

13.7.2.1 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのバックアップ

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリをバックアップします。

参考

手順内の表記について

ディレクトリ名

説明

$BAK_DIR

バックアップ先のディレクトリ

$INS_DIR

ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」

  1. バックアップの準備をします。

    非クラスタ運用の場合は、Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Tomcat Serviceを停止します。

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を停止します。
      クラスタ業務の詳細は、『クラスタ適用ガイド』の「クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    2. プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。

    3. Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Postgres Serviceを開始します。

  2. バックアップデータを作成します。

    1. エクスプローラーなどで、以下のバックアップ用ディレクトリを作成します。

      • $BAK_DIR\Common

    2. OSの管理者権限で以下のコマンドを実行して、バックアップデータを作成します。

      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。
      <ファイル名>に指定したファイルに、バックアップデータが作成されます。

      > $INS_DIR\Common\sys\postgres\bin\pg_dump -U esfpostgres -C --attribute-inserts -p <ポート番号> -f $BAK_DIR\Common\<ファイル名> esfdb
    3. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを入力してください。

      master01!
  3. マネージャーを起動します。

    非クラスタ運用の場合は、Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Tomcat Serviceを起動します。

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Postgres Serviceを停止します。

    2. 手順1でマウントした共用ディスクをアンマウントします。

    3. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を起動します。

13.7.2.2 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのリストア

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリをリストアします。

参考

手順内の表記について

ディレクトリ名

説明

$BAK_DIR

バックアップ先のディレクトリ

$INS_DIR

ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」

  1. リストアの準備をします。

    非クラスタ運用の場合は、Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Tomcat Serviceを停止します。

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を停止します。
      クラスタ業務の詳細は、『クラスタ適用ガイド』の「クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    2. プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。

    3. Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Postgres Serviceを開始します。

  2. バックアップデータをリストアします。以下の手順は、OSの管理者権限を持つユーザーが実施してください。

    1. 以下のコマンドを実行します。

      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。

      > $INS_DIR\Common\sys\postgres\bin\psql -U esfpostgres -p <ポート番号> postgres
    2. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを順に入力してください。

      master01!
      drop database esfdb;
      \q
    3. 以下のコマンドを実行して、バックアップデータをリストアします。
      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。
      <ファイル名>には、バックアップデータ作成時に指定したファイル名を指定してください。

      > $INS_DIR\Common\sys\postgres\bin\psql -U esfpostgres -p <ポート番号> -f $BAK_DIR\Common\<ファイル名> postgres
    4. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを入力してください。

      master01!
  3. マネージャーを起動します。

    非クラスタ運用の場合は、Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Tomcat Serviceを起動します。

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. Service Control Managerを開き、ETERNUS SF Manager Postgres Serviceを停止します。

    2. 手順1でマウントした共用ディスクをアンマウントします。

    3. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を起動します。

注意

共通制御リポジトリをリストアしてからWebコンソールが使用可能になるまで、2分程度必要です。