Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用した場合のカスケードコピーについて、説明します。
カスケードコピーとは、コピー先を別のコピーのコピー元として、コピー処理を連結したものです。カスケードコピーの詳細は、利用するETERNUS ディスクアレイのマニュアルを参照してください。
カスケードコピーを利用すると、遠隔地との二重化と副センター側でのバックアップを組み合わせたバックアップが可能になるなど、適用シーンを広げることができます。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合、別筺体のバックアップ先にカスケードコピーする構成をサポートします。これにより、2次バックアップとして運用できます。
ポイント
筐体内コピーは、QuickOPCを使用してください。
RECの場合、AdvancedCopy Manager Copy Control Module を利用してください。詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』を参照してください。RECのデータ転送方式は、Stackモードを使用してください。
REC先をコピー元としたカスケードコピー(QuickOPC)を実行できます。
図12.18 Primaryストレージでカスケードコピーを利用するバックアップとリストアの例
ポイント
SecondaryストレージからRECによるカスケードコピーも利用できます。
リストア時は、TFOステータスが"Standby"のストレージにあるRECをサスペンド状態にしてから、RECを行ってください。
図12.19 Secondaryストレージでカスケードコピーを利用するバックアップとリストアの例