Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用するレプリケーション運用は、非TFOVの場合と同じです。詳細は、「7.5 運用」を参照してください。
また、各コマンドの仕様、実行例などは、「第14章 コマンドリファレンス」を参照してください。
ポイント
TFOグループの状態が"Normal"の場合、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらか一方でもアドバンスト・コピーを操作できないときは、コマンドが異常終了することがあります。PrimaryストレージとSecondaryストレージの両方で異常の原因を確認し、異常が発生しているストレージでエラーメッセージに対する対処を実施してください。
TFOグループの状態が"Normal"かつTFOグループのフェーズが"Maintenance"、または、TFOグループの状態が"Halt"の場合、コマンドは、TFOステータスが"Active"のストレージでアドバンスト・コピーを操作して正常終了しますが、TFOステータスが"Standby"のストレージでアドバンスト・コピーを操作できないことがあります。そのとき、swsrp2882メッセージが出力されることがあります。
swsrp2882メッセージが出力された場合は、TFOグループの状態が"Normal"かつTFOグループのフェーズが"Maintenance"以外になったあと、「12.12 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合」を参照して対処してください。
フェイルオーバーまたはフェイルバック中は、アドバンスト・コピーを操作できません。
Storage Clusterの対象となるボリューム、または、ボリュームのTFOグループを変更した場合は、「12.13.2 Storage Clusterの対象となるボリュームを変更した場合」を参照して、複製ボリュームを再登録してください。
PrimaryストレージとSecondaryストレージ間で同期していないTFOVは、以下のコマンドを実行できません。
SecondaryストレージのTFOステータスが"Active"の場合、以下のコマンドも実行できません。
アドバンスト・コピーの状態の確認とセッションの停止は、WebコンソールまたはAdvancedCopy Manager Copy Control Moduleのコマンドを利用してください。
Webコンソールを利用する場合
『Webコンソール説明書』の「コピーセッションの表示/強制サスペンド/強制停止」を参照してください。
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleのコマンドを利用する場合
accopy queryコマンド
accopy fcancelコマンド
コマンドの詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。